山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

母の葬儀 その3

ワシが来るのを皆様待ってらしたようで、ワシが来て母の遺体との対面が終わるとすぐに葬儀社の人たちが斎場に母の遺体を搬送してくださいました。

場所は実家の近く、ワシが教育実習に行った中学校から徒歩数分の場所でして。小学校の同級生の伊藤くんの家のすぐとなりでした。

「あの頃は家なんかなかったのに、普通に住宅密集地になってる」と驚きました。

 

斎場は新しくキレイで、本会場に搬送する前にこじんまりとした小さな部屋に遺体は安置されて、自宅リビングっぽい雰囲気のインテリアの中でソファに座りながら葬儀社の人と葬儀の打ち合わせをします。

 

父の意向により「親戚には知らせない 近所の人にも知らせない ごくごく身内の家族だけで送る」事になり、「じゃあお葬式の設えも最低限で良いね」と言うことで、セット料金の一番安いコース(65万円だったか)に決定。

「供花くらいは良いものを供えましょう」って事で、「子供一同」名義で生花のスタンド(22000円)を2本注文。

棺と骨壷、霊柩車のランクも「一番低いので良いよ」と言ってたのですが、葬儀社の人が、値引きしてくださいまして(-_-;)スマン

棺も霊柩車も骨壷も1ランク~2ランク上のものにすることができました。

 

お坊さんの手配も葬儀社の人にお願いして、通夜、葬儀の進行を打ち合わせします。

「死に化粧はどうなさいますか」と葬儀社の人に言われて初めて気が付きましたが、

「そうだった普通は化粧するんだった」と思い出しましたが、

「きれいなお顔をしているので、化粧は不要です」とワシが答えると、葬儀社の人も、

「とても肌もきれいで口紅すらいらないようですね」とおっしゃるので、すっぴんで送ることに決定。

 

お坊さんに支払うお布施は、「葬儀 15万円」葬儀の時に初七日の読経も読んでいただくので、その「初七日 1万円」に決定。

ワシが姑を送ったときとか、お布施をいくらにするかで半日揉めた記憶がある(オット方の親戚に「うちは通常100万払ってるんだから、おたくだけその半額とかだとうちのメンツにかかわる」みたいに文句言われたわけよ 結局50万しか払わなかったけど)のですが、今は料金体系もはっきり明文化されてて明朗会計。

ごまかす隙もなく、とても良心的な葬儀社であると、この時にワシは気が付きました。

 

夕方になったので、母の遺体は一旦その談話室的な家庭的なスペースに置いて(ちゃんと施錠できる)父と弟、ワシとオットで北熊ラーメンを食べに出かけました↓

背脂の浮いた濃厚な豚骨ラーメンを食べる89歳男性…(さすがのワシも驚いた 普通に完食してました)

弟が「この店はチャーハンが旨いよ」と言うので、いただきました↓

確かに美味しかったです。

夜は実家に全員で戻り、弟は夜中、一時間ほど母のそばについてましたが。基本、実家で全員就寝。

なれない環境のせいでバトンが一晩中吠えてて超ご近所迷惑_(:3」∠)_申し訳ない…

 

そして翌朝。

通夜&葬儀会場のしつらえを見たワシは驚愕↓

仏様の後背が翼の形になってて全宗教対応の会場でした。

「結婚式会場かと思った…」