山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

アンコール曲の答え合わせ

遠く来るあの声は 囚われのヒト科の血

何億もの季節から 送られた暗号の雨

気づく間にも ただ地を濡らし

過ぎた日の 何千何万

 

デジャブなど幻と 問いかける風を蹴り

何時かは塔を登る日と ただ一つ得た夢は罠

気づく間にも ただ血を流し 聖なれよ

囚われのヒト科よ

 

明日より遠く君はいて 過去より遠く君はいて

全て知ると歌う悠然と

明日より遠く君はいて 宣言のように佇む超然と

雨がまた 枷をうち枷をうち

枷をうち枷をうち

 

ヒト科の血は晴れる 思い出し捨て身なら

何億もの季節から 蘇る全能の風

気づくのはいとも容易いと

晴れよヒト科の血よ そのまま

 

明日より遠く君はいて 過去より遠く君はいて 全て知ると歌う 悠然と

明日より遠く君はいて 宣言のように佇む 超然と

 

今より遠く君は来て 進化のように燃え出す 公然と

今より遠く君は来て 宣言のように佇む 超然と

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と、言うわけで。

フジロックで演奏された「脱出系亞種音」

本当はアンコール曲は2曲用意されてて、本当はこの↑「HUMAN-LE」が演奏されるはずでしたが、機材トラブル(ギターの轟音が止められなくて)のために割愛されたのだ__という話が昨夜のtwhzにて、ご本人の口から解説があり。

 

なーっるほど☆ポン(゚∀゚)ノシン と、膝と叩いたのでした。

新作「BEACON」にて、「淡々と降るフィナーレの雨」に「打たれる枷(錆びる→放たれる)」のことが歌われておりましたが…

なるほど、「脱出系亞種音」とは、人をつなぎとめる軛(くびき)からの枷からの解放を告げるセットリストになってたんだ!と今更、気がついたわけですね。

 

道理で「庭師KING」でのアンコール…(゚Д゚)ハァ?となってしまうはずです。

いや、もちろん、「庭師KING」は代表曲ですし、働く人を称える歌ですので不自然ではないのですが…

「脱出」がテーマなのか?と言われると、「違うわねえ…」となるわけでして(;^ω^)

 

んーー。そう来ましたか。「HUMAN-LE」ねえ。こりゃ一本取られましたね( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

アルバム「回=回」の最終曲。

同じテーマの曲として「タイムラインの東」が名曲過ぎてちょっと影が薄い気がしますが、とてもいい曲です。特に歌詞が良い。

気が付かぬまま自分に自分で限界をつけてしまっている現代人。でもいつかは雨に打たれてその枷から解放される日も来るだろう、その時に君は人類の本来の光を取り戻すのだろうと歌われるのですが…

 

うーん、これをフジロックで歌ってたら、観客は号泣モードになるところでしたから演奏されなくてむしろ幸いだったのかも(←冗談ですよ ただでさえ本気で「宗教の集会」とか言われているライブでしたので)