山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「第9曼荼羅」を見てて気がついた

数日前、売り切れてた「第9曼荼羅」のライブDVDが再プレスできたみたいで、公式ショップにて再販されてたんですよね。

「ああ良かった、これで前回買えなかった人にも行き渡るわね」

とか思ってたらわずか数時間後にはまたしても「売り切れ」になってましたね(;^ω^)

すぐに枯れちゃう(売り切れを起こしちゃう)TOL(Teslakite Online Shop)

 

で。相変わらず休みの日はワシは「第9曼荼羅」見てるんですけどね。

気になったことがいくつか。

音のバランス?が平坦な気がするですよ…

今までのライブDVDでは音が立体的っつーか、前から後ろから左右から色んな音が洪水のように流れててとても気持ちよかったですよ。

真空管アンプを通すとさらに、音のつぶつぶが部屋を満たす!て感じで恍惚としたものですが、今作は割とぺたっとした印象です。

「なんでだろうな」

と考えたのですが、加齢による聴覚の劣化_とかだったらもうどうしようもないし(ワシ)

残念だなとは思いますが、コレばっかりはねえ…

 

少し前に。

たまたま平沢進のソロ1stアルバム「時空の水」の1989年リリース版を入手することが出来ましたのよ。

んで、それを聴いてひっくり返ったわけですよ。

とにかく音がすごいんです(語彙力ぅ)

物凄く細やかにそれぞれの音のバランスが整えられており、たしかに時代性?その時代の音作りの流行った感じ(語彙力ー!)も明らかに伺えるんですけど、まさに「音の密林」と言える音の密度の凄さがですねえ。

破壊的と申しましょうか、「音の気持ちよさだけでずーっと聴いてられる」という快作でして。

ここで初めてワシはGOKサウンド(という老舗の録音スタジオ)の凄さを思い知ったんですよw

 

www.gok.jp

今市場に出回っている平沢進の初期ソロアルバムは2014年にポリドールからリマスターされて再リリースされたものだから、この再リリース版は手軽に入手できるし、ワシもこっちしか聴いてなかったんですけどね…

 

「オリジナルはものすごい」

 

ということを今更ながら思い知ったんですよ。

…と、言うことを「第9曼荼羅」見てて思い出したんです。

まあ、今の音のミックス方針が、「全体的にペタッとさせたい」のだったら、それはそれで成功なんですよ。

 

うーんでもワシはGOKサウンドの再来を期待しちゃうんですよねえ(欲が深い)