山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「第9曼荼羅」

とまあ、普段出かけないところへさんざん出かけて、家に戻ってきたらポストにこれが届いてましたの↓

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「第9曼荼羅」届きましたー(*ノェノ)キャーうれぴー

とりあえず、ありあわせのもので夕飯を作って、食べながら届いたDVD見ちゃうですよ。

 

ツイッター上でしか知らなかった「第9曼荼羅」の公演内容の実像を初めて知りましたw

もともとこのイベントが、平沢進ツイッターフォロワー9万人超え記念のもので。

「スネアドラムを9万回叩いて、この9万という数字の意味をいっそなくしてしまおう」というコンセプトのもと(何度考えても意味がよくわからないw)、打数稼ぎのために曲のアレンジを変えてドラムソロを挟み込むような楽曲にしてあるものもありーの、平沢進のキャリアを見渡すようなセットリストになっておりました。

 

ところがですね、ライブ本編ではどうしても1公演あたりせいぜい1万2千打くらいしかスネアドラムは叩かれないわけですよ。

それが大阪と東京合わせて5公演。

12000打×5公演=…どう考えても90000打には届きません…

 

このライブDVDは最終日の記録なんですが。

見てると、最終日、最終曲に至っても全然打数が足りなくてΣ(゚∀゚ノ)ノキャー

見てて、「これーどーすんのよ!?全然打数が足りてないですよ!!最終曲が終わっても打数が足りない場合、どーなるの!?」とハラハラしてしまうんですよ。

しかしこれは演奏してる側も同じ思いだったらしく、「打数が足りない!やばい!!どーすんだ上領さん」とドラムを叩いてる上領亘さんとアイコンタクトをとろうと平沢進が見やると、上領さんは目をつぶって必死でドラムを叩いてたのでアイコンタクト失敗。

しかし、順調に打数を伸ばしているので、平沢進、何かを観念して?まさかの応援団長となり客を煽って、「ワ・タ・ル!ワ・タ・ル!!」とコールらしきものを扇動してるようなんですよね(音はうまいことぼやかしてあるけど、客の手拍子のリズムが「ワ・タ・ル」になっている)

まさかこんな熱血運動会みたいな展開が待っていると思ってなかったので、驚いてしまったし、最初は打数が圧倒的に足りなくて、「こりゃあ無理だ」と一旦ワシは勝手に諦めたあとだったので、本当に最終曲で9万打達成できたときには思わず感動しちゃったんですよこれがw

まるでスポ根ドラマを見たあとのような後味。

「数字の意味を漂白する」なんてコンセプトだったはずなのに、その9万打達成の瞬間には無条件に感動させられてしまうという。なんだこりゃw