山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

使用楽曲相談役はあの人

というわけで。

GYAOにてドイツの連続ドラマ「バビロン・ベルリン」第一シーズン全8話を見たのですけどね。

見ている途中でワシは気がつきました。

「このメロディ、どう聞いてもROXY MUSICのDance awayなんだけど、気のせいかしら…もしかしたら1920年代によく似た歌が流行ったのかもしれんし」

 そのDance awayって曲はコレですね↓

失恋ソングで、自分の愛しいあの子が他の男と手に手をとって逐電してしまったから、自分は一人で踊り明かすのだーな歌です。

(※元ネタは当時、婚約者だったジェリー・ホールをミック・ジャガーに奪われたことな気がする)

この曲、生演奏で聞いたこともあるし、大好きな曲なんですが。

「こんな偶然ってあるのかな?」と不思議に思いながらエンドロールを見ておりましたら、ちゃんと使用楽曲相談係?みたいなクレジットにブライアン・フェリーの名前を見つけました。

「あ。なんだ。そゆことか」と納得。

つまり劇中に使われてて、1920年代のバンドのアレンジで演奏されてたのもDance awayだったっつーことですよ。

 

フェリーおじさんなら1920年代当時の流行のアレンジスタイルとか熟知してますでしょうし。

 下手な人に頼むよりは良さそうですけどね(先日、ここで動画にてご紹介した「バビロン・ベルリン」の主題歌のセンスの良さからも、このあたりの選定眼の的確さが伺える気がする)

 

そしたらですね、第一シーズンの最終話、エンディングに流れた曲がコレで、またしてもワシはひっくり返ったのでした↓

ROXY MUSICのA song for Europe

子供時代から何度も繰り返し聞いた曲ですよ。

滅びゆく変わりゆくヨーロッパの文化と自分の終わってしまった恋を二重写しに歌う歌です。

でもまあ、このドラマには一番ふさわしい楽曲な気がしましたよ。

だって1920年代のベルリンなんてもう地球上どこを探しても存在しないのですから(そもそもヨーロッパそのものがね!)