山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

睡蓮鉢の掃除をする

さて。冬も終わった気配がするので、「睡蓮鉢の掃除をするか」と重い腰を上げました。

庭には3つの睡蓮鉢があり、2つは小さめなので掃除も楽です。

水を全部掬い出して、鉢の中を掃除して、睡蓮の根切をして新しい水を注げば終わりです。

問題は一番大きな睡蓮鉢。

幅が1m深さも60cmほどあります。

 

昔、この大きな鉢の中で金魚を飼ってたのですが、散った花の毒にやられて金魚全滅。

以来、芹とかが繁茂してて、水も汚れております。

「さ。頑張って掃除すっか」

と汚れた水を汲み出して、ガシガシと掃除してたら何かがいることに気が付きました。

「ん?なんだあ??」とデッキブラシで鉢の底をガシガシこすりながら持ち上げてみたら…

 

「なんでこんな大きな魚がいるの…」(´;ω;`)

長さ20cmほどの黒い魚がおりました。

「えー。なんだっけー、この魚」

と思い出してみれば、今から20年くらい前、初号機が近所のため池からフナかなんかをとってきて、

「おかーさーん、これどうしたらいいの?」と言うので、

「金魚鉢に入れときなさいー」と言った記憶があるんですよね。

多分、その時は2~3cmほどの小さなフナ状の小魚だった記憶…

淡水魚も大きくなるとなんか怖いですよ!黒い鱗がテラテラ光っているし!!

 

「うわあああああ、こりゃ水を全部抜くのは無理だなあ」(魚を救い出す気力が無い)

と…底に水が残る状態で鉢の中をゴシゴシ洗っておりましたら、なんか妙に視線を感じるのです…

 

「ん??何??」

と見やると、巨大なウシガエルが水面から目だけを出してワシを見つめておりました_(:3」∠)_

「うひ、ウシガエルの冬眠を起こしちゃったか…しっしっ!あっちに行ってよ掃除の邪魔よ」

とデッキブラシでツンツンしてみますが反応はありません(;´Д`)

仕方ないので、そのまま水をため始めて、水が鉢のふちいっぱいまで溜まってきたので、再度デッキブラシでウシガエルをツンツンしてみたら、

「もーしょがないなー」

という感じでウシガエルは鉢のふちから外へのそのそと這い出し、そのまま草むらの中に消えてゆきましたとさ…