山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「1917」

というわけでね。

昨日は夕方の早い時間に「もう生配信はないよ」のお知らせが来てましたので、安心して夕方から出かけましたw

映画「1917」を見に行ったのです。

なんせ、弐号機ちゃんがw

「ワイの実写映画ベスト3は「シン・ゴジラ」「IT それが見えたら終わり」「1917」よ!」

などと言うので。

「それじゃあ、行ってみなきゃねえ(どうせ弐号機は週末で家に帰ってこないので)」

と調べたら、もう公開期間が終わるみたいで(;^ω^)どっこも夜しかやってないのです。

「じゃあ、家から一番近い映画館に行くか」ってんでユナイテッドシネマももちマークイズへ夕方からのそのそと出かけました。

びっくりしたんですけどね…すっごい車が多くて。

「こんなに車が多いのを見るのは久しぶり!」と感動しましたw

みんな自粛自粛で家に引きこもっているのがいい加減嫌になったみたいです。

 

さて。ユナイテッドシネマについたら、土曜日夜の上映。そこそこお客さんいましたね。

「スクリーンで見るチャンスがまだあってよかった」と思いつつ鑑賞しましたよ。

《鑑賞終了》

…なんというか。

主人公が地獄めぐりをする話なんですけど、なんか不思議な映画で。

基本、ラガーマンらしいステップが見られる映画なんですけど。

何故か、戦場での地獄めぐりがある地点をきっかけに、宗教的な趣を見せ始めるんですね。そこに一番ビックリしました。

この出来事以降、主人公はもはやイエス・キリストに見えてきます。生身の男の人だし、普通に兵隊さんらしく、銃をぶっ放したり素手で人を殺したりもするんですけど。

その「あるエピソード以降」がねえ、風景の異常さ。燃え上がる十字架、火を放たれた村の家家、照明弾に照らし出される廃墟から伸びる長い影とか。

すべてが宗教的な荘厳さを持って描かれてて感動しましたねえ。

そして「洗礼」を思わせる出来事と、その後の「まさに神のお導き」みたいなエピソードで目的地にたどり着くところとか。

森の中で賛美歌を聴く兵隊さんたちのシーンとか、本当に感動的でいいシーンですよ。ここだけでも見て欲しい(無理)

※とか言ってたら見つけたので、ここだけでも見て!↑

サム・メンデスが自分のおじいちゃんから聞かされた話を映画化したものだそうですが。

まさに勇者の物語であります。画面も超絶に美しい。タルコフスキーベルイマンかって印象です。