山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

自慢話二題

と、言うわけで。

昨日は色んな話が出ましたが。

そんな中で、エレカシ奥とワシは一時期、組んで翻訳の仕事をしてたんですな。

で、そこでまる一年間、毎週、英文で送られてくる原稿を「ああでもない」「こうでもない」と二人で協議しつつ日本語訳にするということをやっておりました。

 

そしたら、つい先々週くらいに、その発注元の大ボス(イギリス人)がなんかの国際会議で福岡に来ることがあったんだそうで、エレカシ奥も何年かぶりに大ボスにお目通りしたそうです。

そこでワシの話題が出てアラ(´∀`*)ウフフ

ワシのこと、非常に褒めておられたそうです。デヘヘ

同時に、その頃、アメリカ本土に居て散々ワシラの仕事の足を引っ張ってた在米日本人(アメリカ人妻)の悪口も出たとかw

アメリカに住んでて自称「英語ペラペラの日本人」より、日本にいたままで、日本の、世界の様々な習慣や現代風俗等の事情に精通した人物が翻訳したもののほうが断然、クォリティが高かったというお話でございます(自慢自慢)

「またなんかありましたら、また、いつでもどうぞー」と言っておきましたw

仕事は何でもやりますよー。

 

さて。話は変わりまして。

昔、映画「地獄に堕ちた勇者ども」を見た時に、「ん??妙な既視感があるな」と感じたことが有りまして。

まー、戦争中のドイツの没落してゆく大富豪の物語のどこに既視感があったのか?と言いますと↓

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この劇中のパーティーのシーンなんですよ。

昔の洋画はパーティーのシーンがよく登場したものでしたが。他の映画には何も感じない。

「ああ。パーティーのシーンだな」くらいの反応なのに。

何故か、このヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」のこのシーン↑では胸がザワザワして「何かを思い出しそう…!」とか思ってたんですけど。

「ま、気のせいやろ」とすっかり忘れておりました。

 

ところが最近、ワシはガチガチのドイツのハイソサエティなパーティを一度体験したことがあるってえのを思い出したんですよw

時は1966年12月。東京の西ドイツ大使館(当時)

そこに招待されて、大使やその家族、職員の前で演奏を披露したことが有りまして(当時、音楽教育に熱心な幼稚園に通ってて、そこの最大の売り物は「こどもオーケストラ」だった)

きらびやかなシャンデリアと巨大な樅の木のクリスマスツリーが飾られてた西ドイツ大使館のホール?みたいな場所で演奏したんですが。

その時、ワシの真正面に向き合って座ってた客席のドイツ人の子供(同い年くらい)が金髪碧眼で、水色のドレスを着てて、頭に水色のリボンをつけてたんですよw

まさにこの写真↑の右端の少女の雰囲気だったんです。

 

この映画の舞台(時代設定)が1940年代のドイツベルリン、ワシが体験したのは1966年東京ですが。

この両者の時間的な距離って20年ぐらいしかないんですよねw

 

でもその時の一番の思い出は、帰り際に大使からご褒美として頂いたピカピカのミッドナイトブルーの包装紙に銀色のリボンがかけられた西ドイツ製のチョコレートでした。

あまりにその包装の彩りが見事で、うっとりと見てたことしか覚えてません(食べた記憶がない)