山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

巻爪にワイヤー

朝、雨がやんだのでバトンと散歩に出ようとしたら…なんだかバトンの様子が変です(・・;
見ると、バトンが動きにくそうにしております。

バトンは後ろ左足の親指の爪が巻爪になってて(少しほうっておくとすぐに巻爪になってしまう体質の犬)
基本、中庭にアンカーを打ち込んでてそこにワイヤーロープでバトンをつないでいるのですが、そのワイヤーロープがバトンの後ろ足の巻爪にガッチリと引っかかってしまって。
しかも首から爪にひっかかっている部分までの長さがバトンの体の長さ分しかなくて。
それで動きにくいし、バトンが自分でも外そうにもなかなか外せなくて、歩き方は変になっているし苦しそうにしてたのです。

だが!
ここで不用意にワシがバトンに触ると、確実にワシはバトンに噛まれます(;´Д`)
少しずつジリジリと後ろ足に近づいて、引っかかってしまっている部分を見ようとしたら吠えられました
「そうかー、やっぱり嫌かー」
と言いつつ、ジリジリとつないでいるワイヤーロープのつなぎ目からだけも外すことは出来ないか?とつなぎ目を手にとったら、
「かーちゃん!!怖いからヤメテ!!!」
と飛びかかられました(´・ω・`)
いや、噛まれないだけ良かった(噛まれると確実に治るまで2週間ほどかかってしまう)
バトンが飛びついてワシの胸に両足でアタックをしてきただけで済みました。

「さて。どーしたもんかなあ」と仕方ないので、とりあえず、少しは動きやすくなるだろうと首輪をワイヤーロープから散歩用のリードにつなぎ直して、その散歩用のリードの持ち手部分をカラビナでワイヤーロープの真ん中あたりのつなぎ目につないで、バトンを家の中に閉じ込めました。
(これならとっさに家から飛び出して、ワイヤーロープから巻爪が外れても外の世界には遁走していけない)

まあこればっかりは手の打ちようがないので。
「そのうち自然に外れるやろ」と数時間放置しておきました。

その数時間後、「おしっこだけでも出来ないかな」とバトンの様子を見ると落ち着いています。
リードの持ち手をワイヤーロープから外し、散歩用のリードを持って、バトンを外に連れ出そうとすると、
「だって親指が変な方に引っ張られて痛いんだもん」
と渋々です。
中庭には行けそうだったので、
「中庭でおしっこしようよ?」とバトンを誘うと、
「うーん、中庭は雨で濡れているしあんまり降りたくないなあ」と言います(ワシには聞こえた)

「ふーん、どーしたもんかねえ」
とリードを持ったまま、バトンを見てましたら。

突然、バトンが左耳の後ろが痒くなったらしく、左後ろ足を持ち上げてヒョイヒョイと耳の後ろを掻こうとしたけど、ワイヤーロープが引っかかっているせいでうまく掻けなくて…
という様子を見てたら、
ハラリ…

と、爪からワイヤーロープが外れたのでしたw
「良かったなあ、バトン!」と言いつつ、そのまま朝の散歩に出かけました。