山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

もうちょっと「ボヘミアン・ラプソディ」のこと

そう言えば、映画「ボヘミアン・ラプソディ」大ヒットですね。
みんなそんなにクイーン好きだったっけ?(・_・;)
いや、映画としては前半、よく出来てましたけどね(ワシの好き嫌いとか事実と違うとか大事な歴史をまるっと抜いているとかいう部分は別にして)

中でも一番感心したのは、初めてのアメリカにツアーで出てて。
移動先のパーキングエリアみたいなところで、筋骨たくましいアメリカのカウボーイハットをかぶった長距離トラックの運ちゃんにハートをわしづかみにされて。
運ちゃんがちらっと視線を投げかけつつ、トイレに入っていくと、ついフラフラとフレディーがその後をついてっちゃうってシーンがねえ。
さすが!ブライアン・シンガー、ゲイの監督はこのあたりの表現が一味違うな!←これも偏見なのかもしれんけど
と、思いましたね。

今まで、どっちかってーと恋愛にはシャイで、実家ではパパとの軋轢はあるものの、「ママの良い子ちゃん」だったフレディーが初めて自分の中の同性に対する肉欲を感じて、それに身を委ねてしまうシーンです。
これはフレディーにとって、もしかしたら寄宿学校時代に慣れ親しんだ「遊び」だったのかもしれませんが、もっと積極的に「同性に抱かれたい」と能動的に行動しちゃうっていう。その後、この行動のせいで人生が大きく変わってしまう。それは本当に死に至るくらいのFatal(致命的)なものとして彼の人生に影を落とすんですけどね(エイズという形で)

そのシーンがとても良かった。
だから後半の失速ぶりにがっかり(´・ω・`)しちゃったのかもしれませんがw

でもま、「好いたらしい気分になったら視線が絡み合ってトイレで云々」というのは、古式ゆかしいその手の映画の常套的なシーンでもあるのですが。
子供時代のワシはねえ、「大人になったらこんな事が起きるの!?怖い!トイレでなんていやだーー」と怯えてましたがw