山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

教祖の死刑執行に関して

昨日の朝、仕事に行く前にテレビを見てたら速報が入りまして。
オウム真理教関連の死刑囚7人の死刑が執行されたとの事。
「へー。長かったなあ」というのが最初の印象でした。
最初にオウム真理教を知ったのは1986年とかそれくらいだったような?なので、ワシ的には「オウム真理教=昭和の残滓」という気がしてたのですが、事件そのものは平成になってから起きたものなので、今回の死刑執行は世間的には「平成の大事件が平成最後の夏に決着がついた」って事になっているみたいですね。

地下サリン事件や坂本弁護士一家殺人事件など凶悪事件を沢山引き起こした教団(と言えるかどうかかなり怪しい)でありますが。
当時の空気としては「なんか面白い人達が出てきて色々やってくれるので笑えるー」みたいな感じだったんですよね。信じられないでしょうけど、バラエティ番組とか普通に出てきてニコニコしてたんですぜ、教祖自ら。
そして当時はいわゆる知識人と呼ばれる人たち、浅田彰吉本隆明中沢新一島田裕巳らがこぞって教団を褒めてた?擁護してた?支持してた?印象です。

「ま。ロクでもないやね」と思いつつツイッターを見ておりましたら。
「アーチャリーにクソリプ送っているやつはやめろ」というツイートを見かけました。
アーチャリーとは当然、麻原彰晃こと松本智津夫の三女「アーチャリー」事、松本麗華さんのことです。
少し前にネットの記事で、
「想像してみてほしい。大切な家族が友人が知人が13人も殺されるかもしれない恐怖を…」
と彼女がインタビューに答えているのを読んで、
「この人はなんのつもりなんだ!?」とすごく驚いてしまったのでよく覚えています。

彼女はすっかり被害者気取りで「コレは世間の反発を受けそうだな」と思ってたら。
今回の死刑執行を受けての、「死刑、おめでとうございます」とか「これで被害者の気持ちがわかりましたか」的なリプをガンガン送ってこられてたみたいですね。

ワシ的には「人の口に戸は立てられぬ」というスタンスなんで。
「そりゃあ普段から表に出ていって、あんなこと世間に表明してたらそういうことを言い返す人もいるやろ」くらいにしか思ってなかったのですが。
そうか、コレを「やめろよ君たち!彼女を傷つけるな、関係ないだろ!」とか言う世間で言うところのチン○騎士団のメンバーみたいな人もいるんだなとびっくりしたのでした。
(ワシ的には「彼女は関係ある」と感じる この理屈の違和感とか彼女のご両親にそっくりだと感じる)

もしかしたら、こうやってクソリプ送ったり擁護する人が出てくることで、ツイッターは賑やかしくなり、世間は「松本麗華」という名前を認識する。
「コレは炎上商法の一環かも」とすら思ってしまいましたね。
そうでなければ「承認欲求の化物」

三女はこんな感じですが四女はまだ理解できるし、わざわざクソリプ送ったり嫌がらせをしに行く人はごく僅かだろうなと言う気がします。

オウム事件・麻原彰晃死刑囚の四女が刑執行を受けてコメント掲載「今はその死を悼みたい」