山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

言うほど面白くない「ブレーキング・バッド」

と、言うわけで。シーズン5最終回まで最後まで完走しましたドラマ「ブレーキング・バッド」
感想=言うほど面白くないわね
コレにつきますな…

最近もう、エンタテインメントのコンテンツはすぐに「ゴールデンカムイ」と比べてしまいます。
話は面白いか?展開は面白いか?脚本は優れているか?演出はどうだ?造り手が本気で見ている人を楽しませようとしているのか??
この答えがどれも「ゴールデンカムイ」の場合、大満点なので、当然、他のものはどうしても「見劣りがする…」という気分になってしまいますね。
でもコレは「ゴールデンカムイ」がバケモノ級に面白いコンテンツなので、もう仕方ないです。今世紀中はコレを超えるおもしろコンテンツは出ないかもですね。それくらいべらぼうに面白い。
ワシの心は野田サトル神にとらわれてしまったのです。

で。「ブレーキング・バッド」の話し。
シーズン1はまだブラックコメディっぽい部分もあるし、なんとなく楽しめますが。
これがシーズンを追うごとに、主人公の気持ちが全然理解出来ないし(シーズン5の最後の方になってやっとわかってくるがこれはもはや、この主人公が異常者だったからという他に理由が見当たらなくなってしまう)
主人公が魅力がない。
演技はお上手ですけどね、ただそれだけーー。

出てくる人間全員悪人(という言い方には語弊がある?)だし、歪んでいる。
妻のスカイラーはノータリン女だし、息子のジュニアは障害者なだけでなく鬱陶しい(障害者を鬱陶しく描くってのすごいことですけどね)
罪がない、悪人でないのは赤ん坊のホリーだけって言うwその意味ではすごいドラマです。

あと、無駄なミスリードとかドラマの引き伸ばしが目につくシーンも多くてげんなりしました。
「こんなんで本気で視聴者を惹きつけられると思ってんの??」とね。

主に出てくる絵面は汚いおっさんの汚れた白ブリーフ姿だし(目にキツイ)
ヒロイン枠はヤク中のやせ細った小男だし。
色々と見続けるには魅力が乏しかったですなあ…

結局妻やら子供やらに罵倒されてそのまま実行するってのはある意味「男のロマン」なのかもしれませんが、ワシにはまったく理解できなかったですね。
なのに「もう家族に愛されてない」ってメソメソするし。知らんがな(´・ω・`)ショボーン

本人の器に収まりきれない仕事はやらないほうがいい、人には度量というものが有る、身の丈にあった暮らしをしろ_というなんだかお寒い結論が出てきてしまうドラマで「そんな事言われんでも知ってるわい」…というか、フィクションのくせして見てて全然楽しくない!
この一言につきますなあ…
これなら現実のほうがよほど面白いしスリリングだわ。

ゴールデンカムイ」はねえ、本誌、最新号がトンデモナイ展開で(更に!!)
もう来週号を見るのが恐ろしいわよ…まさかこんな展開になるなんて。野田先生、本当に恐ろしい才能よ。


※このファッションがドラマ中、何度も何度も何度も何度も出てくるので、いい加減嫌になります。