山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「スピナマラダ!」

野田サトル先生の打ち切りになってしまったスポーツ青春マンガ「スピナマラダ!」Amazonから届きました。

「不思議なタイトルだなあ、アイヌ語かしら?」と思ってたら違っててw
「タイトルはアイスホッケーの技“スピナラマ”(Spin-o-rama)と北海道弁の“なまら”を掛け合わせた造語で、“なまら”が入っているのは北海道色を出したかったことと、スピナマラダ!という造語であればネットで検索した時に最初に出てくるからと作者自身が語っている」Wikipediaより

…造語かいな(^_^;)
覚えにくいし色々とリスキーな気がしますがw

この物語は、元フィギュアスケートの選手だった少年が引っ越しをきっかけにアイスホッケーと出会い、その中に青春を見出していくというちょっと変わった物語なんです。
ゴールデンカムイ」に出てきて、その口癖「勃起!」により強烈な印象を与えたマタギの二瓶がここでは高校のアイスホッケー部の監督として出ていますw
愛車「ラブワゴン」に乗って、嬉しいことがあれば謎の興奮走り(うんこした直後の猫のように走り回ると言われる)をしたり、まるで鑑別所の指導教官みたいに謎の根性最優先の鬼のように厳しい「指導」をしたりする人物です。

鬼のシゴキに耐えかねて選手が人家に逃げ込んでそこで伝説の「ババア水」を飲んだりするエピソードとか。
どれもとても魅力的なんですが。
なんせアイスホッケーという競技に馴染みが薄い。
実際の試合シーンも面白いけど、札幌ヤンキーの喧嘩のシーンとかのほうがわかりやすくて面白い(;´Д`)
底辺校の選手たちの名前が見事にキラキラネームなところとか。
「これは面白くなりそう!」なポイントがいろいろ有るのに、割と不発なママ終わっちゃうんですね…

「色々と惜しい気がする…」と言いつつ読了。
巨神兵ちゃん(という女子が出てくる)の恋の行方とかも気になるのになあ。打ち切りでは仕方ないですね。
こちらで「試し読み」ができまする↓

「スピナマラダ!」第一話