山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「わらの犬」

実は、ほぼサム・ペキンパー作品て見たことがなくて。
子供の頃に「ガルシアの首」を見たことが有るくらい。
芸風とか作品は知ってますが、ほぼ見たことがない状態なんですー( ˙꒳​˙ )

で。見ました、「わらの犬」(ダスティン・ホフマン主演 サム・ペキンパー 1971年)


面白かった!\(^o^)/
アクション暴力映画でありながら、心理劇的な側面もあり、とても興味深く見ました。
ダスティン・ホフマン演じる「アメリカの良心」みたいな数学者の旦那さんが。いわゆる川崎敬三タイプ(もう昭和の人にしかわかってもらえない)で、ご清潔でご誠実でご立派な人物で。
「新大陸」から旧弊なヨーロッパに先祖返りみたいにして戻ってきた時に、どんな軋轢が起きるのか?という物語はとても面白かったです。

これは「ゾンビの出てこない『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』」なのですね。

孤立した一軒家に立てこもった主人公が、一晩中、家に押し入ろうとする怖い人達と戦う物語なんですもの。
バグパイプの進撃の音に合わせて人を殺しまくるシーンとか最高!←ワシの人格が疑われる発言



でもそもそもこの夫婦が結婚した経緯を知りたくなりますね。
国も違うし知的レベルも違う。
この二人に共通の会話が有るとも思えないのに、なんで夫婦なんだろう?と最後まで謎でした。