そう言えば、「ベイビー・ドライバー」見てて「ロスト・ハイウェイ」や「ブレードランナー」にオマージュを捧げたと思しきシーンが出てきて、思わず嬉しくなって笑ってしまいました。
もともとはウォルター・ヒル監督の犯罪映画「ザ・ドライバー」にリスペクトを捧げた映画らしいですが。ワシは「ザ・ドライバー」は未見。
それでもこの「ベイビー・ドライバー」の中のこんなシーンや↓
※デヴィッド・リンチ「ロスト・ハイウェイ」から
こんなシーン↓
※リドリー・スコット「ブレードランナー」から
を見ると嬉しくなって、「今まで色んな映画を見てきてよかったな」と思えます。
「本歌取り」の元ネタがすぐに分かるって単純に楽しいし、何よりもそのシーンが意味するところが即座に理解できるんですから。
そしてその表現が元ネタになった映画と響き合って重層的にパースペクティブにコチラに訴えかけてくるんですから。
「ブレードランナー2049」の時の「サクリファイス」(タルコフスキー)はなんか「しゃらくせえ!」って感じでしたがw
エドガー・ライトの本歌取りは「ああ、単純に好きなんだなあ」とストンとコチラの胸に落ちてきました。
何でしょうなこの違いは。
タルコフスキーを自分の道具に使ったからかな?そんな気がします。