山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ブレードランナー2049」で腹がたった理由が判明

そう言えば、「ベイビー・ドライバー」見てて「ロスト・ハイウェイ」や「ブレードランナー」にオマージュを捧げたと思しきシーンが出てきて、思わず嬉しくなって笑ってしまいました。
もともとはウォルター・ヒル監督の犯罪映画「ザ・ドライバー」にリスペクトを捧げた映画らしいですが。ワシは「ザ・ドライバー」は未見。

それでもこの「ベイビー・ドライバー」の中のこんなシーンや↓

デヴィッド・リンチロスト・ハイウェイ」から

こんなシーン↓

リドリー・スコットブレードランナー」から

を見ると嬉しくなって、「今まで色んな映画を見てきてよかったな」と思えます。
本歌取り」の元ネタがすぐに分かるって単純に楽しいし、何よりもそのシーンが意味するところが即座に理解できるんですから。
そしてその表現が元ネタになった映画と響き合って重層的にパースペクティブにコチラに訴えかけてくるんですから。

ブレードランナー2049」の時の「サクリファイス」(タルコフスキー)はなんか「しゃらくせえ!」って感じでしたがw
エドガー・ライト本歌取りは「ああ、単純に好きなんだなあ」とストンとコチラの胸に落ちてきました。
何でしょうなこの違いは。
タルコフスキーを自分の道具に使ったからかな?そんな気がします。