山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

インセスト・タブー映画を見ちゃった(見る気はなかったのに)

何故か、最近見た映画が立て続けに父と娘のタブーな関係を描いたものだったのは、いかなる偶然でありましょうや(どちらも邦画)

その映画とはコチラ→「そこのみにて光り輝く」と「私の男」
どちらも北海道が舞台になってて、この映画2本とも北海道の田舎の大自然の中で、父と娘が乳繰り合います(とか書くとすごい偏見入っているように見えますけど、事実なんですね)

なんせ日常生活では父と娘のインセスト・タブーの話なんか聞かないわけで(異様にいちゃいちゃしている母と息子は買い物先とかでたまに見かけるので、アレは多分、そういうことなんだろうなと思って見ているが)
だから、なんでそんなに現実では滅多に見聞きしないような話が、映画化されてて。
しかもどちらとも北海道を舞台にした文学作品が原作でして。
この偶然、不思議ですなあ。

しかも「そこのみにて光り輝く」では水産加工工場でパートで働きながら、夜はスナックで働き。そこで最底辺の売春をやって日銭を稼いでいるような女性がおります。
彼女には脳梗塞で寝たきりになった父親がいるのですが、その父親が病の後遺症で、異様に強い性欲にかられて。
我慢できなくなると「ひゅーんひゅーん」とケモノみたいな声で呼ばわるんですよ。
するとその娘さんは実の父の処理係として何故か自分を差し出すんですね。
この家はかなり特殊で、家に来客があってても父親の「ひゅーん」が聞こえると、かーちゃんがパンツ脱いでとーちゃんに乗るんですよ(ビックリしました)
百歩譲ってかーちゃんが乗っているのはまだ理解できますが、実の娘が乗っているのは理解できませんでしたなあ。
「そこはTENGAじゃ駄目なんですか?」と、ね。

まあ、この映画、ムショ帰りの青年を菅田将暉くんが演じてて、それがとてもいいんですよ。
話を面白くするためにこんな設定の女性を出したのかなあとは思いましたが。なんせタイトルの「そこのみにて光り輝く」の意味もよくわかりませんでしたなあ。
あんまり辛くてとーちゃん、殺しかけた!でも殺し損ねたった!!ああ。いつの間にか夜が明けて、北の大地にお日様が昇ってくるぅ、イヤッホウ☆みたいな映画でした←

まあ、すごい映画が有るもんだな…と思いつつ、なにげにその次に見た映画が「私の男」
当時18歳の二階堂ふみさんが全裸で実の父を演じる浅野忠信とベッドじゃないところでえっほえっほとベッドシーンを繰り広げます。

この映画も不思議な映画で。
奥尻島の震災で生き残った幼女が故あって、生き別れになってた実の父と暮らし始めるんですね。
で、この幼女が実の父親の寂しさを埋めるために自分を差し出すんです。
それで延々大人になるまでこの父娘は乳繰り合うんですが、父娘、両方共「悪いなんて微塵も思ってない」んですよ。そこが新しいというか恐ろしいというか。

二人共、性欲の赴くままにタブーを侵し続けます。
そしてソレは、自分たちの生活を見守ってくれてた老人に知られることになり、娘は高校生の身でありながら、罪悪感も持たないままで秘密を知った老人を殺します。
実の父も父で、東京に逃れてきたのに、自分たちの秘密を知っているであろう家に尋ねてきた親戚の?男を殺してしまいます…が、やっぱり平気です!(゚∀゚)アヒャ

娘はやがて就職して、玉の輿に乗るのですが、やっぱり父親の事も手放す気は全然なくて。結婚後も父親を肉体的に誘います。

…(゜_゜)うーん、この映画は「犯罪映画」として見てればいいのか…ピカレスクロマンかもね。
ワシくらいの年齢だと、奥尻島津波の事はまだちゃんと覚えてますが。
ソレを舞台にこんな事書いちゃうヒトってすごく、モラルがゼロっつーかw「純正のサディストかもなあ」と思ったことでしたよ。