山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ドッタンバッタン大騒ぎ後大炎上後株価下落

たつき監督」と言えば。我が家でも全員大好き(孫の幼児Pまでもが!)「けものフレンズ」の監督ですよ。
あの拙い(失礼)3Dアニメーションがなんとも言えない素朴な味わいとなって、3Dアニメなのに妙に温かい不思議な作品です。
のんびりとした世界観と、繰り返される数少ないセリフ(初回から最終回まで「お約束」のように同じセリフが別のシチュエーションで繰り返される)
それに相対するような胸熱な最終回のバトルシーン。
最初こそは一部地域でのみ深夜枠でマニア向け?にひっそりとオンエアーされてたのに、今や「おはスタ」枠(テレビ東京早朝幼児番組)で再放送されたりして、すっかり万人に愛されるアニメになってます。
その「けものフレンズ」の第二期が決定して、ファンが喜んだのもつかの間、こんなツイートが昨日、TLに流れてきました↓



もともとゲームだった世界観をアニメ化して、この不思議な味わいの作品に仕上げたのは、キャラクターデザインを担当した吉崎観音とこのたつき監督だったのですが。
「ほぼ原作者とも言えるたつき監督がなんで外されたの??」と困惑していると、その困惑はツイッター全体のものだったらしく。
昨日はそもそも、安倍総理所信表明演説記者会見生放送とか衆議院解散の日にちが決まったこととか、小池新党の名称決定ニュースとか(無責任にも程がある「消費税撤廃」とか宣言している)、北朝鮮が「コレはアメリカによる我が国への宣戦布告だ」とか、赤ちゃんパンダの名前が決まったとか。
ニュースはいっぱいあったにもかかわらず、それをぶっ飛ばすほどの勢いとなってTLはこの話題で持ちきりになってしまいましたよ。

「こんな事したらファンの反感買うだけなのに何やってんだKADOKAWA」「次の新しい監督がやってきて、もしかしたら名作を作るかもしれないのに、監督交代とかこんな事したら、第二期を受け入れるファンの素地が果てしなくゼロになっちゃったじゃないかー」などと考えていたら。
なんとこのツイッターでは話題沸騰のこのニュースが、ニコニコ動画KADOKAWA子会社)内のニコニコニュースにて「全く取り扱われない」(話題のニュースランキングから除外されてた?)という事態になってて。
本当にあえて話題のランキングを操作してニュースから除外したかどうかはわかりませんが(単なるバグだった?このいいタイミングでw)
結局はこのことが火に油を注ぐことになり、ツイッターニコニコ動画も大炎上。

この騒動は海外まで飛び火して、世界中のファンが「たつき監督をサポートしろ!」「たつき監督は必要だ」「KADOKAWA許さん」と大騒ぎになった挙句、角川の株価が下がるという事態にまで発展しました。



さて、この騒動の落とし所はどーするんでしょうねKADOKAWAさんたら…
今まで単なるbotとしてのツイートしかしてこなかった人まで、このたつき監督のお知らせツイート以降、自分の心情を吐露して「たつき監督は必要」とかツイートしているのを見ていると、まるで「けものフレンズ」の最終回を見ているようで、妙な既視感がありますぞ。