山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「新高校生ブルース」

GyaOで配信されてたので、性懲りもなくまた見ちゃうですよ。
関根恵子主演「新高校生ブルース」(1970年)

前作の「高校生ブルース」があまりにもクズな映画だったんで、恐る恐る見てみましたよ。
そうしましたら!
まあ、言いたいことは有りますけど、全編これ「基本的な普通の青春モノ」でして、安心して見てられました(´;ω;`)良かった…
主人公の女子高校生・京子(関根恵子)の同級生役で少年時代の水谷豊が出てますよ。
※年上のおねえさまに無理やりDTを奪われて暗い影ができちゃう役ですw

お話はこんな感じ↓

男子高校生童貞3人組は、大人の世界に憧れるあまり、あちこちで失敗こいて大恥かいたりお金をむしられたりしております。
自分たちのモテなさ加減からなんとか脱出しようと「フラレタリア同盟」なるものをこさえて、今の状況を打破するため、なんとか女の子とおつきあいしようと死にものぐるいでナンパしたり風俗店に行ってみたりしているが全て空振りで全然ダメ。
そんな中、高校の文化祭が近づき、クラスの高嶺の花、京子が主導して「男女交際」や「高校生の性意識」についてのアンケートをとって展示しようと言い出す。
フラレタリア同盟の一人、椎名は京子と幼なじみで気安い仲なはずなのに、何故か家で二人っきりになったりすると強烈にときめいてしまったりするのだった…



関根恵子の全裸シーンもあるし、キスシーンもあります(やっぱり当時、関根恵子、現・高橋恵子は15歳なんですけどね)が、高校生ものとしてはかなり許容範囲内の爽やか青春モノになっております。
似たような場面が少女漫画でも当時散々使われていたので、おそらくは、その後の「等身大の青春モノ」の基本になった映画なのかもしれませんね。

前作の「高校生ブルース」があまりにも陰惨な内容で、見ている側の胸クソが悪くなるだけだったのとは大違いです。
同じ監督の作品なんですけどね…なんかしら反省するようなことがあったのかもしれませぬ(^_^;)