山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

またアニメ見ている「人類は衰退しました」

AbemaTVで少し前のアニメを固め打ちにして一挙放映するプログラムがあるんですけど、それで今日、2012年に放映してたアニメ「人類は衰退しました」をやっておりました。
テレビで最初に放映したた時も、途中から見始めて、面白かったんで最終回まできっちり見たアニメです(なので最初の方は未見)
いわゆる皮肉?パロディ?ものなんですけど。
可愛い絵柄できつい毒をくるんで優しい口当たりにして、文明批評をしているような内容です。

(・ワ・)←こんな顔をした手のひらサイズの「妖精さん」が地球に満ちておりまして。
かつて「人類」が居たスタンスに君臨して(!)おります。
その一方、人類は片隅に追いやられて、先人たちが残した文明の遺産で細々と生きている状態です(食べ物にも事欠く状態)

ワシは昔、「進撃の巨人」の原作を読んだ時に、「ああ、ものすごい今という時代への批評になっている漫画だな」と感じたんですけど(だからこそ、あの原作は多くの共感を呼んで大ヒットしたと思う)
この「人類は衰退しました」を見ても、「うーん、お見事!」と感心してしまいましたね。

この「人類は衰退しました」の中でも、
「緊縮」「モッタイナイ」「エコに生きよう」という世間の号令のもと、暮らしは一向に楽にならない。
かつて人類(大げさ)の中にあった習慣や風俗も「無駄」「贅沢」と簡単に切り捨てられ、それらが同時に含んでいた文明とか歴史、記憶といったものも何処かへ追いやられてしまうような、そんな今の日本の状態を鏡写しにしたようなパロディの数々が脱力や大笑いと共に繰り出されてきます。

とても面白い。
未見の方は是非。

エンディングテーマがとても魅力的なんでまた貼っておきますね(前も貼った気がする)ちなみにOPも中毒性があって、妖精さんたちと一緒に「お尻突き出しダンス」を踊りたくなりますw

Jinrui wa Suitai Shimashita Ending FULL