山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「マルセルのお城」…だったと思うよお

あ。そうそう。
書き忘れてましたが、「思春の森」はいわゆる「ソフト・ポルノ」らしいですね。
全裸のヘアヌードは出てくるけど、ベッドシーンは別に何かを本当にいたしているとかいうわけじゃないらしいです。

それでもリリースされたDVDが全部回収されて、以来、お蔵入りというか。
所持のみならず、鑑賞した人も逮捕の対象になるとか言われているのは、ひとえに世に仲の認識が進んで。
「子供が主演のポルノとかまかりならん」という世の中になったおかげですね。

これはとても良いことだと思っております。

思春の森」も問題のシーン(ヘアヌードが出てくる)以外は細切れに動画サイトにアップされているので、見ることは出来ますが。
これはヌードシーンとかベッドシーンが云々というよりも。
「子供同士の残虐ないじめシーンが結構凄絶」なんで見ると苦しくなる人もいるかも…

生きている小鳥にバンバン弓を引いて矢を当ててなぶり殺しにするシーンとか。
幼なじみの女の子を落とし穴に落とすシーンとか、結構ガチで見てて「ヘタして死んだらどーすんのよ!!」という気になって嫌な汗が出ます。

ヴィオレッタ」では「私は母の売名の道具にされた被害者」みたいな描かれた方だったけど。
んー、共犯関係って部分もあったんじゃないかなあとワシは思います。
映画の終わりでは主人公のヴィオレッタは母への反発から盗みを働いて感化院?少年院?みたいな矯正施設に送られて、髪も短く切ってボーイッシュな風体になるんですよね。
それもやっと思春期を過ぎて母の呪縛(洗脳?)が解けて自分の生き方を模索し始めたって事なんだろうなと思いました。

5歳からモデルとして母のカメラの前に立ち、11歳でオールヌードになってベッドシーンもこなす。
世界中をスキャンダラスに席巻して(11歳でプレイボーイ誌のグラビアを飾ったって話もあるんですけど、ソースはどこだ?)同時に芸術の世界でも確固たる地位を築く。
世界のセレブの仲間入りをして大金を稼ぎ名声も手に入れる。

…なかなか普通では出来ない事です。
日本でも某栗山千明とか某由紀さおりとか少女の時期にフルヌードを世間に発表した有名人は居ますが。
普通の世界に生きる人には計り知れない部分です。

で。えーと何の話をしたかったんだったっけ(痴呆)

あ。そうそう。
断片的に「思春の森」を見てて思い出したのは、「マルセルのお城」ってフランス映画ですよ。
ここにお城に住んでいる金髪のわがままなお姫様が出てきて、退廃的な雰囲気をまとっているんですけど、それが最後におもわぬ馬脚を現す?シーンがあって。
ソレを思い出しましたね。
まるで「思春の森」とネガポジの関係なんですけど、映画としても真反対というか。同じようなモチーフで雲泥の差と申しましょうか(苦笑)