山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

天皇陛下のお言葉を拝聴する

昨日の天皇陛下のお言葉の放映。みなさんはご覧になられましたか?
本当にスゴイ人数の国民が見てたんですね。
ワシは自宅で一人で見てたのですが、夕方のニュースでは東京の巨大モニターで道行く人々が立ち止まってじっと見ている姿が写ってて、「すごいな21世紀でも日本は日本なんだ(当然だけど)」と感じました。

マスコミがこぞって「生前退位」という文言でリードしてたものとは内容が少々違っているように感じました。
(て言うかそもそも「生前退位」て言い方がおかしいやろ。「譲位」やろこの場合)

陛下ご自身のお言葉をリアルタイムで聞きながら、「もがりの行事が二ヶ月に渡って続くこと」や、「喪に服するために様々な活動が極端なまでに自粛されること」をご懸念されている印象を持ちました。

「そういえばお墓も小さい簡素なものでいいって以前おっしゃってたような…」と思い出しましたね。
お言葉はお言葉のままに、そのままに受け取るべきだと思うのですが。
世の中にはそのお言葉を勝手に拡大解釈して、自分の理念?に結びつけようとする人も居たりして、まー、世の中油断も隙もないですね(^_^;)

とか言ってたら。
この放送、BBCでもきっちり放映されたんですね。
そしてエリザベス女王には「生前退位の意向は無い」と言うことだそうです。

ふむ…

今上陛下のこの…なんでしょう。書き方が難しいけど…
このようなお考えに至った、合理的で近代人的なお考えのありようが_なんだか不思議に思えるのです。

もちろん、国民一人ひとりに対して慈しみを持たれてて、毎日日本と国民のために全身全霊で祈っておられて、いざ事が起きれば国民に向けてお言葉をくださる(東日本大震災の時)そのフットワークの軽さ。
その家庭のありようからもとても異色の_というか宮中に改革をもたらした方という認識なのですが。

…えー、やっぱり難しいですなこの話題。
その「近代人としての視点」の出処が…気になるんですねw
世界最古のやんどことなきお血筋の方が、近代人(そして研究者でもある)とても不思議な事態です。ワシはそう感じます。
そういう話です。
それにはやはりヴァイニング夫人の影響ってのが大きいのだろうか?とか思うのですよ。