山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「シン・ゴジラ」

映画の日」だったんで、噂の「シン・ゴジラ」見てきましたーヽ(=´▽`=)ノ
すごい、もうスゴイ!!
す−ごーいーーーーーーー(壊)

このワシが思わず無口になるほどの大傑作でありましたよ!w
東日本大震災を生き延びた全日本人が見るべき映画です。
学校の引率で鑑賞会を開いて欲しいほどの名作であります。

まず、俳優陣が素晴らしい。
「日本っていい俳優さんがたくさんいるんだなあ!」がまず実感として感じられました。
それと物凄い情報量を「これでもかこれでもか」とぶちかましてきながら、物語のリアリティを積み重ねていくその取材力と構成力。

「実際にゴジラが首都に上陸したら何が起きるのか?」を徹底して真剣にシミュレーションした映画であります。
「とにかくスゴイから見て!!」としか言えない。
ネタバレしてても楽しめる映画ですが、んーーー。とにかくびっくりする映画なんで、ストーリーに関してはここは口をつぐんでおきましょうw

とりあえず、「見たかったゴジラが全部見られるよ!」て事と。
「やっと初代ゴジラと対をなす大傑作が21世紀になって生まれるとは予想だにしてなかったなあ」て事かな。

あの初代ゴジラが持っていた「恐怖」「ホラー性」「怪物感」「全日本人が団結してゴジラと立ち向かう感」がようやく、庵野監督の満を持して作られたこの「シン・ゴジラ」に置いてすべて達成されたのであります。
やはりこの表現には…
初代ゴジラで太平洋戦争の影が色濃く投影されているように。この「シン・ゴジラ」では東日本大震災の影が色濃く漂っております。

日本人が常に戦わねばならない「空から突然降ってきた厄災」と如何に戦うのか。戦ってきたのか。
そのアイデンティティに迫る映画となっております。
きっと庵野監督も東日本大震災で色々感じることがあったんでしょうね。
そこで生まれたのが、この超ストイックで骨太の「シン・ゴジラ」であったと。
素晴らしいじゃありませんか。

ガルパン空から日本を見てみようもはたらくくるまも巨大重機も自衛隊も閣僚も役人も全部巻き込んで、美味しいところは新幹線と在来線が持って行きますw(最大のネタバレ)
大都会東京を俯瞰した大画面の中、まっつぐ()に歩いて行くゴジラがなんとも…感動しますねえ(´ω`)
この厄災は日本人の運命の象徴なのですが。
そう、日本人は何度も立ち上がってきたのだと思い起こさせてくれる映画でもあります。

まだ未見のお方。
是非とも劇場でご覧ください。熱い感動の涙をお約束します。