山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ニューヨーク1997

カルト的な人気を誇る(謎)男心をくすぐるB級映画の金字塔「ニューヨーク1997」
テレビでやってたので、今回、初めて見てみました。
以下、その感想覚書です↓

主演はカート・ラッセル…つまりゴールディー・ホーンの旦那。
そしてゴールディー・ホーンの娘の女優ケイト・ハドソンの継父。
w(°O°)wすごいじゃん芸能一家←今更

この映画、舞台は1997年ニューヨーク。
犯罪率は400%に達し(つまり人口一人あたり複数回犯罪をおかしているって事??)、困り果てた政府はマンハッタン島を壁で囲い全島を刑務所にしてしまう。
そこに大統領を載せたエアフォースワンが墜落。
大統領は救命ポッドに乗り込んだおかげで命は助かるが、この犯罪都市ニューヨークの首領「公爵(デューク)」(歌手のアイザック・ヘイズが演じる)にとらわれてしまう。

政府の命を受け、元特殊工作部隊に居たスネーク(カート・ラッセル)が単身、救出に向かう。

「スネークってあの、『こちらスネーク』の、あの、スネーク??」
※ゲームの「メタル・ギア」シリーズの主人公ソリッド・スネーク(なんつー名前w)の決め台詞が「こちらスネーク」
…と思ったらどうやら「その通り」みたいですねw

スゴイな、後々のクリエイターに影響与えまくりじゃんw(°O°)w


※右がカート・ラッセル 左は「パリ・テキサス」のよれよれおじさん


※「俺は公爵(デューク)この街最高の男だぜ」

雰囲気的には「ジョン・カーペンターめ『マッド・マックス』を見たわね」な印象の映画ですw
映画中に色々と中二病的なものをくすぐるアイテムがあって、ソコが一番面白かったですね。

・リー・ヴァン・クリフの左耳につけた大きめの輪っかの金のイアリング
・発信機を内蔵したワシのシルエットつきのブレスレット
・「スネーク」が「スネーク」である所以(ズボンからキングコブラが「コンニチハ」しているタトゥー)
アイザック・ヘイズの美声とデコラティブな装飾
超サイヤ人みたいな手下の髪型

面白いんですけど、この映画の弱点は「スネークが案外ヒョロい」てのと「案外弱い」て部分でしょうか。
確かに今見れば、カート・ラッセルは元野球選手だけどヒョロい。腰も細い。少年みたいですw

映画単体として見れば、「マッド・マックス」の方が断然衝撃が強いというか、面白いですなあ…