山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

僕だけがいない街

話題のアニメ「僕だけがいない街」が素晴らしい最終回を迎えて、途中見てなかったので(^_^;)
録画してた第一回から見なおしております。

物語はこんな感じ↓

特殊なタイムリープの才能を持つ主人公・藤沼はその現象を「リバイバル」と呼んでいる。
本人の意志とは関係なく、何か重大な事が起きる数分前に強引に引き戻されるという不可思議な現象だ。
29歳のある日、バイトの配達中に運転中の発作で亡くなったドライバーが運転するダンプから小学生を守ったことで事故に巻き込まれ、入院すると北海道から母親が上京して来る。
そこで思い出した過去。
小学生の時に起きた連続誘拐殺人事件。
実はその事件はまだ終わってなかったのではないか?という疑念。
そんな中、上京してきてた母が何者かに刺殺されるという事件が起きる。
「どこで自分は間違えたのか?」「どこでやり直せるのか?」

気がついた主人公は1988年2月の北海道に戻っていた。
小学生の姿で。
殺された母親が殺されなくなるためにはこの時点に戻って人生をやり直せという意味だと思い、小学生としての人生をやり直す事になる。
そこで体験するもう一つの人生。
そして意外な事件の真相を知る。

タイムリープする主人公が未来を変えようとする物語_と言えば、思い出すのは「ドニー・ダーコ」ですが。
この映画の偉大なところはその後、日本のアニメ界に於いて様々なフォロワーを産んだというところだと思っております。

非常にできの悪いダメなフォロワーとしては「時かけ」w
この映画のせいでワシは数年間、映画を見ることができなくなるほどのトラウマを植え付けられましたがw
そしてソレを暗黒の魔女っ子ものとして再生して見せた「まどマギ

定められた悲劇に向かって一直線に放たれる「運命」という矢を主人公は回避できるのか?
がテーマなんですけどね。
この「僕だけがいない街」はそのテーマをとてもよく昇華しきってますね。
ある意味、ドニー・ダーコが2001年の映画でしたから。
15年経って、ようやくそのテーマを次の世代のクリエイターが見事に発展させたということだと感じました。

漫画のほうも今月号で完結なのかな?
非力な小学生がどうやって己の運命を変えるのか?
瞠目せよ!で、ありますよ(*´ω`*)

アニメ「僕だけがいない街」/第十二話「宝物」予告映像