山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

New Order - Singularity

今年の後半、最もよく聞いたCDは実はニューオーダーの10年ぶりの新作「music complete」([音楽の完成形」とでも訳すのかしら?)でした。
その中の一曲(CD2曲め)がよくラジオでかかってて。
それが気に入ってアルバムを買ったんですけどね(安い輸入盤で)

歌詞カードがついてなかったんで、部分部分でしか歌詞が聞き取れなかったんですが。よさ気な歌詞だったのでずーっと気になっておりました。
今はネットで歌詞は拾えるのでいい時代になったもんダス。デカパンダス。

singularity(たぐいまれな)

冬は駆け足でやってきた
夏には何も起きなかった
僕らステージ上の役者
既に役と本を与えられている
僕らもちろん金のために働く
その日暮らしで
汚れた巨大な作品の上でこうやって生きてて
宇宙をグルグル回っている

僕にはそこにいるキミの泣く声が聞こえるよ
そして、キミがすぐ近くにいると感じる

一日一日着実に
ジリジリとにじり寄る
恋人たちの唇が交すすべてのキスのために
失われた魂のために
誰がおめおめと家に帰れるというのか
ここにいない友人のために
僕ら涙を流す

僕はいつだって
本当のことを歌っていたい
真実の楽器で
武器を持たぬ兵士みたいだ
僕はキミのためにそんなに気持ちで
千マイルだって泳ぎ切ってみせる
砂漠を渡りきって
僕の音楽を愛する人全てに届けてみせる

僕にはそこにいるキミの泣く声が聞こえるよ
そして、キミがすぐ近くにいると感じる

僕はここでキミの気配を感じる
風の中から優しくそっとでも確かに


New Order - Singularity (Official Audio)