山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

キングスマン

と、言うわけで。
お仕事で延々と(脳内で)イギリスをさまよっている状態のワシですが。
「仕事の参考になるといいなあ」と思いつつ、レディースデーだったので映画に出掛けてみました。

お題はコチラ→「キングスマン」
もともとこの監督の「キック・アス」が大好きで。
ワシと同い年の(!!)コリン・ファースがアクションシーンを頑張っているのを予告編で見て以来、「こ、これは見なきゃ!!」(*´Д`)ハァハァと盛り上がってた映画ですよ。

【物語はこんな感じ】

サヴィル・ローの老舗テーラーキングスマン」は実は完全に独立した国際的秘密諜報機関の表向きの姿である。
そのエージェントたちはアーサーと円卓の騎士たちに例えられ、日夜陰謀と戦い世界平和のために身を粉にして働いているのだった!
1997年、一人のエージェント候補が中東で亡くなってしまう。彼の死を悼んだガラハド(ハリー)はそのエージェント候補の遺児に「困ったときはこのメダルの裏に彫られている番号に電話しなさい」と言いおいて別れる。
それから17年後。
遺児は青年に育ち、彼の母である未亡人は町のゴロツキに暴力を振るわれながら最底辺の暮らしをしている。
ある事件に巻き込まれた遺児(エグジー)が困り果ててメダルの裏の番号に電話をかけてみると…そこには思いもかけない将来とそれに挑戦するための厳しい選考が待っていた。


まあ、マシュー・ヴォーンのイギリス人でありながらアメリカの事情にも精通しているハイブリッドな印象。
「どうせ映画じゃん、おもいっきり楽しもうよ!」と言わんばかりのサービス満点さ、イギリスっぽい黒い笑いも沢山含んでの爽快な暴力シーン(個人的にはスピルバーグの殺戮シーンは胸クソが悪くなるがマシュー・ヴォーンのはただひたすら罪悪感も感じず気持ちが良いだけ)

スタイリッシュに音楽とシンクロしながらガシガシと物語は進みます。青年はパグを片手に採用試験に奮闘します。
今回は義足の女殺し屋というか殺人マシーンが出てくるのですが、彼女がとても魅力的。
コリン・ファースも初老なのに体のキレもキレッキレで教会でのシーン「一発撮り」なんだそうで。
そんな映画の奇跡に立ち会える瞬間も本当に嬉しい。

映画『キングスマン』本編映像


「人は生まれついて紳士なわけじゃない。マナーを身に着けて、それまでの自分を超えた勇気ある者が真の紳士となりえるのだ」
みたいなテーマを感じましたね。
泣いて笑ってハラハラ・ドキドキして十分楽しみましたとも!