山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

庭の亀

昨日の夕方、洗濯物を取り込もうと南側のウッドデッキに出たら。
ウッドデッキの上で涼んでいたバトンが何かを大事そうに前両足に挟み込んで抱えているのに気が付きました。

「ん?なんだあ??」と思いつつ横目で見ていたら。
妙に黒い、ツヤツヤとした丸いものを抱きかかえております。
「石?にしては左右対称すぎるな」
と思いつつ見ていたら…なんか表面に亀甲模様があるじゃありませんかーーー(^_^;)亀だ野生の亀だw

「うわ、どこで捕まえたんだよそれ」
と言いつつ、思い出しました。
ボイスがまだ元気だった頃、夏の散歩の時に、突然側溝に飛び込んだ_と思ったら黒々とした亀をくわえて戻ってきた事があったんですねw

その時は亀をくわえたまま、ボイスは意気揚々と誇らしげにその亀を家まで持って帰りまして(ーー;
隙を見てボイスから亀を取り上げて庭に亀を放したら、亀は物凄い早足でw庭を横切って逃げていったんですよw

「亀って本気出したら案外逃げ足が速いのね」
が、その時に知ったことでした。

亀をこのままバトンの歯固めにしておくわけにも行かず。
弐号機ちゃんに頼んで、バトンをおやつで釣ってもらい、その隙に火バサミで亀を挟んでレモンの木の根元辺りに亀を逃してやりました。

洗濯物を取り込んだ後、庭に水撒きに出て、
「亀はどうしたんだろう?」と見てみたら、レモンの木の下にまだ居て、恐る恐る首を出しかけているところでした。
バトンが噛んだ衝撃で甲羅が一部欠けておりましたので、水をジャッとかけたら慌てて首を引っ込めました。
「あ。ごめんごめん。そっとしておくからね、早く逃げてね」
と心のなかで亀に話しかけて家に入りました。

そんなに広くもない庭なのに一体亀はどこから来たのやら。
昼間はニホントカゲも見かけたし、池の周辺にはカスミサンショウウオも住み着いております。
ソコにあらたにクサガメも加わったという事なのでしょうか?

バトンはせっかく捕まえた大事な亀が忽然と消えたので、「あれ?あれ??」としばらく探しておりましたよ。