山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

フェムドムへようこそ

ルミネのCMでネット界が騒然とする中、ニュースでも取り上げられましたね↓
ルミネの“セクハラCM”大炎上で打ち切りへ「考えたのジジイでしょ」非難ごうごうで不買運動も

動画は速攻で削除され、謝罪文が公開されましたが、
「この度は、弊社の動画においてご不快に思われる表現がありましたことを
深くお詫び申し上げます。
今後はこのようなことのないよう、十分に注意してまいります」


とまあ、「どこが悪いのかよくわかんないけど、とりあえず謝っちゃえー」みたいなやっつけ謝罪で、思わず(・∀・)ニヤニヤしてしまうワシ…
なんだろ、すごく面白い。

今までの人生、「評価される側」だった女性たちがこのCMを見て一斉に反発&「ナメんなよ!」と怒り狂う一方で、男性の中には「プッ、どうせ怒っているのはブスババアだろ?」
みたいな「火に油」な発言をして、問題の本質を見失いつつの迷走っぷりが…なんか見ててすごく面白いです。

こうやって脇道にそれながらなんとなーく収束していくものだから、ルミネも動画を削除しなければよかったのに。
社内のコンプライアンス研修での教材に使われて、「このように直接、同僚の容姿について不当に貶めるような発言をするのはアウトです」って言われれば世間的にもお役に立てたのになあ(´・ω・`)

そしてワシは妄想するのです。
「これ、男女が逆転してたらどーなるんだろう?」と

朝、疲れた顔の若いサラリーマンが出勤してくるとデブスの上司が巨乳をスーツに押し包んで流し目をしながら話しかけてきます。
「お?昨日は残業だった?」と。

女性上司「顔が疲れてる。寝てないの?」
若いサラリーマン「普通に寝ましたけど」
女性上司「寝て、それ?」(冷笑)

2人の前に巻き髪にひざ上スカート姿のイケメンサラリーマンが登場。
すると、女性上司は「やっぱかわいいなあ〜、あの子」と呟き、主人公に「大丈夫だよ〜、××とは需要が違うんだから」と言い放つ。
この後、1人になった××は、鏡の前で顔を眺め、「は〜」と溜め息。
「変わりたい、変わらなきゃ」というナレーションが流れ、ルミネのロゴが表示される。


なんだこれ。

M男が捗るぞw
いわゆるフェムドム(Femdom)な世界観になってしまって、朝から淫靡な雰囲気が立ち込めますねw
※リンク先エロ注意

つまり「女性」という性は、評価され、管理され、消費されるものだったんだなあと改めて思い知らされるわけでして…そこに絶望するんですよね。
だから例の「クソリプ記事」で名前を売ったはあちゅう氏が言うように、「上司がイケメンだったらOKなのに」みたいな意見は無視です。だってその視点に立ってしまったら、自分が自分を貶めるというか。
「はい、消費され鑑賞される女でございます」と白旗を立てることになってしまう。
いや、でも。白旗立てて「きゃいんきゃいん」と腹を見せて靴を舐めて生き延びるという処世術もあるんですよね。

面白かったのは、はあちゅう氏と同じ言い草をゲイの男性が呟いてらっしゃったこと(「もう!イケメンくんだったら何言っても許しちゃうわ♡」みたいな)ですw