山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

陳皮をこしらえるワシ

冬は「干し物」の季節ですな。
いろんな野菜を大きめに切って、ザルに広げておひさまに一日当てれば、美味しい干し野菜が出来ます。
いつもはきのこ類とか大根の輪切り、パプリカピーマンなんかを縦に四切りにしたものを干しております。
ちょっと干すだけで味が凝縮される?のか、旨味が増してただ焼いたりソテーしてお醤油を垂らすだけで立派にお弁当やご飯の時の一品になります。

んで、そんな日々の生活の中で。
毎日みかんを食べておりまして(今年はみかんジプシーなうなのです。美味しいみかんを求めて各農家さんの自慢のみかんを食べ続ける日々<美味しいみかんを見つけたら、人様にプレゼントするのにいいよなあと思いつつのこの行為)
そうなると皮が毎日、大量に出るんですな。

そこでふと、思い出しました。
「コレで陳皮を作ればいいんじゃない?」
陳皮とは?Wikipediaによりますと↓

陳皮=陳皮 (ちんぴ、英語: Citrus Unshiu Peel 、ラテン語: Aurantii nobilis pericarpium)は、本来中国では、熟したミカン科のマンダリンオレンジの果皮を干したもので漢方薬の原料のひとつ。日本では熟したウンシュウミカンの果皮を乾燥させたもので代用している。日本薬局方においては、ウンシュウミカン又はマンダリンオレンジの成熟した果皮と定義されている。
薬理作用=成分としてヘスペリジン、ルチンなどフラボン配糖体が挙げられる。血圧降下作用もあり、漢方では芳香性健胃、鎮咳薬として、食欲不振、嘔吐、疼痛などに対して用いられる。外皮を陰干しして乾燥させ、1年以上たったものが生薬として利用される。
また古くなったもの、陳旧なものがよいということから陳皮と呼ばれ、未成熟の青い皮を干したものは青皮と呼ばれる。


子供の頃。よくみかんの皮を干してはせっせとお風呂に浮かべてた事を思い出しました。
「久しぶりに作ってみるか」
みかんの皮を集めてザルに広げて窓際に置くだけw
本当はパリパリに乾かした方がいいのでしょうが、毎日風呂に入るので「半乾き」くらいの感じで使うことになります(^_^;)

お風呂に入れる時は、目が細かすぎてネットが二重重ねで立派すぎて使いようがなかった洗濯ネット(貰い物)に乾かしたみかんの皮を入れてお風呂に浮かべます。
お風呂に入りながらネット越しに「モミモミ」してたまに絞ってエキスをお風呂に入れればホラ!

お風呂あがりもぽっかぽか。
上がってもいつまでたっても身体が暖かくてぐっすり眠れますよ。
完熟の温州みかんで作れて超お手軽。
柚子では刺激が強すぎて肌がピリピリするって人にも陳皮の優しい薬効はオススメであります。