山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

行方を失った母性愛の行き着く先は

車で移動してていつも通りかかる道に獣医さんがあってですね…
ソコで見た風景が忘れられないので、今日はその事を。
忘れないウチ(ーー;に書いておきますね。

そこは都心にほど近い。古い城下町にある獣医さんです。
都心に近いのに静かで(交通量は多いけど)まあ、いい場所ですわ。
昔はココに川が流れてたんですけど、道を整備するのに暗渠にしてしまってて。
今はその上に整備された小川がチョロチョロと小奇麗に流れたりしております。

ま。そんな風に「管理された都会の風景」な場所ですよ。

そこに一軒の新しい獣医さんがありまして。
「ふーん、ここに獣医さんねえ。確かにこの辺りに獣医さんてなかったからいいのかもねえ」と出来た当時、思ってたんですよ。
そこそこ繁盛しているようで。潰れもせず(失礼)
それなりに地元に根付いたように見えました。

2〜3ヶ月前のこと。
初号機と赤ん坊と一緒に買い物ツアーに出かけてて。
その獣医さんの前を通りかかったんですね。

信号停止で丁度、その獣医さんの前で止まった時、ワシは気が付きました。
「ん?これは??どういう事なのかな??」(^_^;)

獣医さんの前にワシと同年代か?ワシより少しお姉さまな年代の方が5〜6人で群れておられます。
しかもその方々が一様に赤ちゃんを抱っこする抱っこ紐とかベビーカーを押しておられるんですね。
「(公演が近くなので)お天気がいいからお孫ちゃんズのお散歩仲間かしら?」と横目でなんとなく見ててワシ驚愕��(゚Д゚)ガーン

なんと抱っこ紐の中身も、ベビーカーの中も全部、小型犬だったのです!!
(´・ω・)ω・`)キャー
/⌒ つ⊂⌒ヽ

みなさん、行方を失った母性愛のはけ口を探しあぐねたその先に、安住の地を見出されたようで(大汗)
大事そうにミニチュアダックスやらなんやら(犬種はそこまで細かく確認できなかった)を抱っこ紐に入れ、ベビーカーに寝かせ、日除けをつけて保護しながら、ご自身も帽子、サングラス、アームカバーで完全防備な姿で立ち話なさってました…
結構ホラーな眺めというか…
女性というのか、かくも悲しい、美しい、恐ろしい生き物なのだとの思いを新たにしましたわ。
(とか言いながらワシもすっかり若いバスターズ女子が可愛くてタマラナイわけですがw)