正月2日に間違って録画しちゃった「地球アドベンチャー 冒険者たち 北極圏サバイバル ツンドラの果ての湖へ〜登山家・服部文祥〜」というのをナニゲに見ていたら…
なんというか、この登山家の方が「ネタの宝庫」みたいなお方で。
見てて「ひょえぇ〜」の連続でした。
自らの冒険行を「サバイバル冒険術」と呼び、機械類(GPSとか通信機とか)を持たずに、食料も極力持たず(と、言いつつ米袋を抱えているのには笑った)
自分の感覚に頼り、目的地を目指しながら、その旅の道筋で狩りをして食料を得て、自然に沿った方法でやりぬくことのようです。
撮影地になった極東ロシアのツンドラ地帯の風景が素晴らしくて。
ワシは一時期夢中になって読んでいた「アリューシャン黙示録」のシリーズの事を思い出しておりました。
※「アリューシャン黙示録」とは、
「アリューシャン黙示録 母なる大地 父なる空」(上・下)
「アリューシャン黙示録 第2部 姉なる月」(上・下)
「アリューシャン黙示録 第3部 兄なる風」(上・下)
の三部作からなる紀元前7000年のアリューシャン列島を舞台にした数世代に渡る冒険譚
「主人公の黒曜石が赤ん坊を抱いて渡った旅路もこんな風景だったのかなあ」と思いつつ見ていたのですが…
この、登山家の人…
なんか、すごく…(^_^;)ごにょごにょごにょ…
と、そこに救世主登場。
ガチの地元のトナカイ遊牧民のミーシャさん。
ミーシャさん、自分の親戚を訪ねる旅の途中で、まさに手ぶら&徒歩!!w
勿論、GPSも持ってないし、装備も非常に軽装で。
親戚の遊牧民が多分、野営している辺であろう場所を目指して、周りの地形を見渡しながらテクテク歩いておられるんですな。
「ミーシャさん、マジ、すげえ!!」
そんでまあ、その登山家と撮影隊&ロシア人の協力者ご一行様が乗っている道無き道を進む旧ソ連製の戦車を改造した特別な車(キャタピラー)にピックアップされて、一緒に旅をすることになるんですな。
このミーシャがマジスゴイ男性で。
火を起こせば少ない薪と焚き付け用の小枝であっちゅーまに火をおこす。
川で一緒に釣りをすれば、テグスと針だけをつけたものを川に投げ入れて大物をゲットする。
夜になれば、「これ、僕の愛読書」とボロボロになったハードカバーの分厚い本を取り出して見せる。
「宇宙を冒険する長編SF小説なんだけど、コレを読まないと寝付けないんだよねえ」と笑うんですな…
「この登山家の人の事はどーでもいいから、ワシ、このミーシャさんの人生と彼の人となりを知りたいわ!」
と強烈に思ったところで録画終了w( ;∀;)
なんでしょうなこのミーシャさんの人間的な魅力の奥深さ。
「遊牧民でも心は宇宙に遊ぶんだ」という衝撃w
人間て、本当に奥深いものですね…と思わせる人間像でした。
…NHKさん、次はミーシャさんを主人公にしてドキュメンタリーをはよう…
【おまけ】
あまりにも登山家の人がネタの宝庫すぎたので、ぐぐったらこんなページが…↓
今週の情熱大陸が「マジキチ」と話題に
ひょっとして、NHK確信犯??