山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

赤ちゃんが生まれる

というわけで、おかげさまで母子ともに健康でございますm(_ _)m
では、時間を12月10日に巻き戻しますぞ(キュルルンキュルルンラリパミパー

さて。
12月10日の朝。
入院であります。入院道具一式抱えて、大きなお腹の初号機が病院に行った___と思ったらすぐに戻ってきまして。
「 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ 、忘れ物ー ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ 」
と大笑いしながら走って自分の部屋に入って行きました。
…(ーー;
どうやら「母子手帳を忘れた」模様です…

なんでこんな大切な日に忘れ物をするのかが理解できないワシ。
でも、この子の父親もこんなキャラなので多分、遺伝ですな…
初号機が再び出て行ったので、ワシも「どうれそろそろ」と腰を上げて、銀行業務等を片付けて産直市場に立ち寄ってから買った美味しいみかんを手土産に産婦人科へ顔を出してみます。

すると初号機は「陣痛室」に入っておりまして。
病院の入院患者専用寝間着を着て点滴されながらベッドに横になっておりました。
「おお、陣痛は?」と尋ねると、
「ボチボチ来ているよ」との事。

陣痛室に入って思い出しましたが、今、初号機が横になっているそのベッドこそ、ワシが弐号機を産むときに横になってたベッドでしたw
そしてすぐ横にトイレが有り。
「あ。このトイレ、ワシが破水した場所だ」
と言いますと、初号機が「そうなん?」と驚いておりました。
助産師さんが「若いのでお産が始まったら一気に生まれるかもしれません」とおっしゃる。
「夕方ぐらいには生まれるかもですね」と言うと、「かもしれません」と助産師さん。

レトルトが来るまで痛みに耐える初号機の腰をさすったりして過ごしてましたが、なかなかレトルトが来ませんw(大学から病院近くまで周回するバスは1時間に一本しかないので)
やっと「バスに乗った」とメッセが来たと思ったら、
「このバス、両替機がないー」とのメッセも来るw
「ばかちーん」と初号機w

そうこうするウチ、レトルト到着。
見ると盛大に寝癖がついてて、レトルトの巻き毛が後頭部で盛大に渦巻いて逆だってましたw
「んじゃ、あとはよろしく」
と言いおいてワシは病室で待機。

「コレはワシとレトルトの昼ごはんどころか夕飯も用意したほうがいいのかもな。長期戦になるかも」
と思ったので陣痛室に居るレトルトにメッセ送って「買い物行ってくるー」と弁当を買いに出かけるワシ。
産直市場へ行ったら大混雑の駐車場&店内(:D)| ̄|_

人混みにもまれながら弁当と、思い立って小さな蘭の鉢も購入。プレゼント用にラッピングもしてもらう。
で、帰ろうかとしてたらレトルトからメッセ。
「お産が早く進みそうです。今、ドコですか?」
ヒ工エエェェ(´д`)ェェエエ工
い、急がなきゃ!!アタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタ

病院に戻るとレトルトが陣痛室から出てきたので一緒に病室で弁当をもそもそ食べる。
ふたりとも気もそぞろで味なんかワカリマセン!
ワシは銀行業務と買い物直後そのまま病院に来ちゃったので、車に荷物は載っているし大金持ったままだったので
「ちょっと一旦家に帰って、弐号機連れてくるわ」
と、レトルトに言いおいて車で帰宅。

家に戻ると夫が居たので、「かくかくしかじか」と様子を伝えて、しばらく弐号機を待ってたけど帰ってこないので置き手紙して家を出た__
ら、弐号機がえっちらおっちら山道を自転車で登ってきているところに遭遇。
そこにレトルトからメッセが入って
分娩室に入るようです
ぎゃーーーー*1!!

弐号機に「は、早く車に乗りなさい!!」と言って親子三人車に乗り、再び病院へ。
病院に行くと、レトルトが廊下で待ってて、「なんかお産が難航してて赤ちゃんが苦しんでいるみたいで吸引分娩になるみたいです」と言うではありませんか。
ひえええええええええええええええ。
初号機も「吸引3回」でようやく生まれた子だったんです。

分娩室には入れないので廊下で聞き耳を立てていますと、とぎれとぎれに初号機のかすかな悲鳴が聞こえてきます。
「うおおおお、落ち着かない!!」
と言いつつ、ワシとレトルトと弐号機の三人は廊下を右往左往しながら待ってましたがあまりにも落ち着かないので、
「と、とりあえず病室で待とう」
と言い合って、病室で待機。
レトルト、本当は立会い出産するはずだったのに、愛する初号機とお腹の赤ちゃんがシリアスな状況になってしまったのですごく不安そう。
みんなで「気もそぞろ」状態で病室で待機してますと、5時10分すぎに、インターホンで
「5時2分に無事、赤ちゃん生まれましたよ」
と看護師さんが伝えてきました。

レトルト「わー!」と声を上げてガッツポーズで立ち上がり、ワシ、夫、弐号機にハイタッチを求めてきました。
「おめでとう!」と言いつつ全員で分娩室前の廊下へ移動。
レトルトは手術着みたいなエプロンを渡されて分娩室内へ小走りで入って行きました。
「写真よろしくーー」と背中に声をかけるワシ。

赤ちゃんは男の子。
3500g 50.8cm
初号機のあのほそっこい身体からこんな大きな赤ん坊が生まれるとはw
とっても色白で(泣くとピンクに染まる)
真っ黒な髪の毛がふさふさと茂り(さすが熊襲の血w)
よく眠る子でございます。

初号機、レトルト、おめでとう。
レトルト父さん、初号機母さん、赤ちゃん、そしてワシらみんなで力を合わせて生きていくんだよ。
この顔を見ていたら、力がみなぎるのを感じるよねえ。

生後2日でこの堂々たる新生児らしからぬ顔、どうよどうよどうよ

*1:゚゚дд゚゚