山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

一人で産んじゃう家系

と、言うわけで。出産予定日当日でございます…
生まれてくるのか来ないのか…今日はハラハラしながら出勤ですかね。
初号機に「お腹痛い?」と聞くと、
「痛く…なってきた気がする…」との事。ひょえー(;・∀・)ワ、ワシが緊張しちゃうわ!!

本当に最初の頃は陣痛ってわからなくて。
なんだか遠くから、「ボレロ」のリズムに乗って「痛みの予感」みたいなものが遠巻きに踊っているような気がするものですがw
これが時間をかけてどんどんどんどんどんどん迫ってくるんですよね。
それでもどれくらいで出産に至るのか自分でもわからなくて。
プロでさえ出産のタイミングを見誤る事があるのですから、こればっかりはねえ?

ワシが弐号機を出産した産婦人科で今回、初号機も出産する予定なんですが。
この病院、すごくご飯が美味しくて(それで選んだw)
おやつも手作りのものが出てくるんですね。

ワシが弐号機の陣痛で苦しんでいる最中に看護師さんが、
「あのー、おやつが出来てきたんだけど…食べます?」とワシに聞いてきたんですね。
真夏だったのでおやつは「フラッペ」(洋風かき氷)でした。
見ると、綺麗なシャンパングラスに盛りつけられてて、フルーツで飾り付けられた様子が美々しくてイカニモ美味しそう。

「い、いただきます…」
と陣痛の合間合間にフラッペを食べるワシ(食い意地とは誠に恐ろしい)
初号機の出産の時に、陣痛がまる2日に渡って心身ともに消耗しきったので、「食べられる時は食べておかなくては」が骨身にしみてたんですな。

そのフラッペを食べ終わったところで助産師さんに、
「じゃあ、分娩台に乗りますか?まだ早いみたいだけど…」と促されて、
「そ、そうですね…そうします…」
と巨大なお腹を抱えて、陣痛の合間、痛みがちょっと引いた隙に自力で分娩台によじ登り…

その15分後に自力で産んじゃいました。テヘペロ…
その直後にドクターが駆け込んできて、「ああっ!間に合わんかったー!!しまったあーーー」と絶叫なさったという(^o^;)

フラッペを食べているうちに思いもかけぬスピードで出産が進んでこんな事になっちゃったんですけど。
超安産でしたね。
「二度目は安産てよく世間の人が言うけど、まんまだなあ」(ワシも母の二番目の子で、やはりお産が急激に進みすぎてドクターが間に合わず、母は自力でワシを産んだ)
と、実感した出来事でした。

さて、初号機の初産はどんなんかな。