山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ワシ、地獄巡りを聞く

久しぶりに幼なじみから電話。
ここ2年ほどの彼女の動向を聞く(聞かされる)
そこで聞かされた話の数々。

「日本人女性50歳代は地獄巡りの季節ですか!?」が正直な感想でした。
癌が再発した人。
夫に先立たれた人。
障害を持つ子を抱えてシングルマザーで頑張る人。
精神科に通う夫に罵られながら日常を過ごす人。

その中でも、学生時代、美人で頭が良くて頑張り屋だった女性が、やっぱり今も頑張り屋で。
アルツハイマーになった母親とヒキニートの兄のために家をプレゼントした話とか。
彼女は寄生虫のような夫と家庭内別居をし続けているのですが、なんでこんなことになってしまったのか。
娘との関係も冷えきり、孤独に自分の病気と闘いつつ仕事に打ち込む姿には女性のワシですら、
「なんとかしてあげたい」という気にさせられますな…
しかも彼女は「わたし、いつ、幸せになれるの?」が口癖だそうで。

彼女みたいに自己犠牲を厭わず、頑張り続ける人は、人に寄生されて幸せもお金も時間も奪いつくされるんだよね。
ワシは自分が病気になって手術して目が冷めましたもん。
自分の人生は自分が生きるようにしなければいけないのだと。
自分を捧げきって尽くしたところでそんなもの屁とも思わないのが男性です。
たまに、そうじゃない男性もいらっしゃいますが…

でも、そんな男性は立派すぎて優しすぎて眩しすぎて。
ワシなんか好きになるのも恐れ多くて、遠くからそっと憧れ続けているだけですなんですけどね。
しかもそんなちゃんとした立派な男性は、ワシや彼女のようなタイプの女性のことは好きにならないんですよw
ワシや彼女のような女を好きになる、寄ってくる男は寄生目当てのニンゲンのクズだらけ。

寂しいもんですな。
でも、これが性分なんだから仕方ありません。
多分、「男性に本当の意味で愛される人生」を知らずに、クズ男に一生を捧げつつ生きていくんでしょうな、ワシらみたいなタイプは。

「いつかはこの人だってわかってくれる」
「いつかはこの愛情を真心をわかってくれる日が来る」
昔はそんなふうに信じていたものでしたけどね(´ω`)そんな日は永遠に来ませんwもうわかっちゃいました。

この地獄をくぐり抜けたら、幸せが待っていると信じて。
今は生きていくしかないんですよ。
地獄を這いまわって、必死で生きている50歳代の女性に、神のご加護を。