山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「プロメテウス」 ☆=4

ノオミ・ラパスは主役には力不足か!?と思ったけど、傷ついて以降のアイメイクがとれてからの演技は彼女じゃなきゃだめでしたわ。
リプリーの後継者(先祖?)ならではのタフネスさを体現できる女優さんは確かに彼女しか居ません。
(でも赤毛が似合わないw黒髪でやって欲しかった)

HRギガーの内臓系美術も素晴らしい。
ホラーでメディカルで首チョンパで妊娠系でスタイリッシュな「エイリアン」の芸風は確かに息づいてて、「さすが元祖!さすが家元!!」の趣です。

続編も作られそうだけど、次の監督は誰になるのかなー?←もう決定!?

世間では評判が悪い「プロメテウス」ですが、元祖「エイリアン」の芸風をそのままに受け継いだ作品だと感じましたよ。
なんか咀嚼しきれない謎とか(納得がいかない系)
「これは…どういうつもり??」という最後まで解決されない行動の意味とか。
いかにもリドリー・スコットらしい。
リドリー・スコットてそんなこまけえことは(゚ε゚)キニシナイ!!おじさんですよ。

画面こそ命。
空気感こそ神。
美の女神はディテールに宿るのですから。
話の整合性とか意味とか、そんな瑣末なことにはかまけてられませんのよ!な、世界。

見終わった後に、「ああ、リドリー・スコット作品を見たなあ」と満足しました。
ので、☆=4

吹き替えも見たけど…なんでゴーリキ…吹き替えほぼ素人w
その辺の高校生が吹き替えているのか?と思っちゃった…
これは、やめたほうがいいね。
リドリー・スコット監督に知られたら怒らりるお。