たまたまTVで見てて新作を演奏する彼女たちを見ていたらなんか感動して(´д⊂)鬼の目にも涙になっちゃったので、買っちゃいましたわ>新譜
全然詳しくはないし、ライヴも一回見たっこっきりなんであやふやなんですが…
レビュー書いちゃってもヨカですかね?
書きます…!
なんというか最初に驚かされるのはその音楽の衝動ですよね。
「演奏したい!」「歌いたい!」「聞いてー!!」感がありありと溢れてて。思わず感動します。
ドラムのくみこんが抜けて(このバンド中、もっとも大人でありお姉さんみたいな立場だった気がします)残った二人で一体なにをするつもり!?
と非常に訝しい気持になってたのですが。
どうよ、このやる気!
バンドを飾るものを脱ぎ捨てて、「シンプル先生コンニチハヘーンシーン、すーるぅぞーー!!」と軽々と変身してみせる彼女たちのこの凄い、動物的な感じ!
えっちゃんが首にタンバリンをかけて飛び跳ねながらギターを引いて、ベースだったアッコビンが左手でキーボード弾きながらドラムを叩く…
楽曲に寄って楽器も持ち替えるのでたしかに、エライことになっている(下手すぎて…ハラホロヒレハレ)楽曲もありますが。
このミニマムな音楽衝動の表現は、凄く新しい&カッコイイですよ。
とりあえず、二人で音楽をやるんだ!やり続けるんだ!!この歌は誰にも止められないんだ!!!という強烈な意志を感じて感動させられます。
音の方もそうですが、歌詞も。
よりストレートに、幼い感じでも時にはほのかにエロに(だって、コンビニエンスハネムーンてつまりはコンビニに行った後に、部屋にこもってそーゆー事って意味でしょう!?)
基本的には元気いっぱいな子供のように。
(クミコンがいた当時は、確かに彼女の書く文学的な歌詞も良かったが、ちょっとえっちゃんが歌うには無理がある?不自然さがある??印象だった)
そんな歌詞にのせて等身大の日本女子のロックミュージックを鳴らすというのはやっぱり凄いことです。
しかも、三人では伸びしろがあまりない。コレ以上はやることが限定されてて。発展性がこのままでは望めないって部分があった気がします。
ところが二人になったことで。
チャットは新しい音楽の可能性に更に切り込んでいくことができるようになったんだなと。そんな印象を持ちました。
この手足も声も息も全部使って、全身で、二人で出来る音楽を一生懸命にやるぞー!という覚悟。
そんなものを感じます。
テクニックなんてこまけえことはいいんだよ!
この真剣で原初的な音楽の衝動に胸を揺さぶられない人は居ないでしょう。
すべての音楽ファンに捧ぐ。