山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

このあたりじゃ普通の人生

先日、ワシがおやすみの日に東京の本社からお偉いさんが十数人でゾロゾロと視察に来たそうで。
「アレはどうだったんだろう?」と思っていたら(みんなで前の日に大騒ぎで大掃除とかしてたので)
おととい、ワシの仕事中、上司が話しかけてきた。
「もうね!大変だったとよ!!」

…そうですか…
そもそもこの視察ご一行様が何を見に来たかというと、実はワシの担当部署の午後の仕事っぷりが素晴らしいって事(つまりその仕事をメインにやっているのはワシ)でわざわざ東京から。見に来られたらしいですよ。
で、みなさん非常に満足されて、お褒めになって帰られたらしいですよ。
「ふーん、それは良かったね」と話を聞いていたら、上司、なぜか怒ってて
「俺らだって一生懸命仕事しているのに見向きもしない!目もくれない!!」ですと(^_^;)
「あー。大変でしたね、大名行列のお出迎えお疲れ様でした」
と話してこの話は終わり。

別にワシが特別働いているからって表彰ぐらいはされるかもしれないけど、時給は上がりませんw
うちはそんな会社。
本社の皆さん、出来れば、上司に労いの言葉を。表彰はイランからワシの時給を上げてちょんまげ。

そんな中、職場に凄く仕事ができない男の子がいてですね。
古参のパート社員から邪険に扱われてて(仕事できない人は酷い扱いを受けるものとはいえ)それを横目で見ながら、
「うーん、まあ、仕方ないかなあ」
と思いつつもワシは一応、あまり関わらないようにしながらもたまには親切にはしているのですが。

先日、彼の家の境遇を知ってなんか(´゚'ω゚`)ショボーンとしてしまうワシ。
彼の家には三番目のお母さんがいて、もうすぐ赤ちゃんが生まれるんだって。
お父さんが3度めの結婚てのもすごいけど、20歳ほど離れた弟か妹ができるってのも凄いなとビックリしました。
しかもいつも制服がシワシワで。
「ああ、彼には制服がシワシワでも心配して上げる人がいないのだな」と思うと気の毒さが更に募ります。

誰かに心配されない男の人は本当に可哀想です。
女の人は心配されないことに慣れているけど。
男の人は、誰かに心配されて、誰かにお世話されて、誰か気にかけてやる人が居なければ、本当に孤独な存在になってしまう__とか思うワシはどっか壊れているんでしょうかね?
かと言って、ワシが彼を気の毒に思っててもそれが愛情に変わるとかいうことは絶対ないですけどね<ここがワシの冷血さの所以