山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

術後丸一年に思う

よく考えてみたら、今日でワシ。あの5時間に及ぶ手術からまる一年経ったんですよ。ほーw(°O°)w
自分でビックリです。
もう一年も経っちゃったんだなあと。
去年は8月1日が家庭訪問で。
午前中に先生が来られて(そういえば、今年も家庭訪問は8月1日だったな)、午後は「映画の日」だったから弐号機を連れて映画を見に行って。
翌2日に入院。
3日に手術だったんですよね。
当初手術は2時間の予定だったのですが、予定外のリンパ節郭清も急遽やることになって、5時間に及ぶ手術になったのでした。

…今、覚えているのは…

「麻酔の先生、超ハンサム…」てことぐらいでしょうかw
右のおっぱいのボリュームが当社比65%くらいになった事と、わずかに残る知覚異常を除けば。
普通に暮らしていますねえ。
3ヶ月に一度のリュープリン注射と毎日のホルモン剤の投与は続けておりますが。

本当は庭いじりとか、重いものを持つことは禁止されているのですが。
普段は自分の病気のことを殆んど忘れているのでついつい禁止事項を破ってしまいますwでも、確かに、以前より重いものは持てなくなった気がしますが。
それらを除けば、殆どにおいてお陰様で元気で暮らしております。
自分ががん患者だって忘れてますねえ(時々、肝に銘じてますが。殆どにおいてその行為は自分の過激な行動の正当性を主張するための言い訳として行使されるw)

自分ががん患者になったあとは、自分が何をしたいのか?何を優先させたいのか?が明確になった気がしますねえ。
だから今は。
もうちょっと自分を甘やかそうとしておりますw
自分を優先させて、自分の事を大事にしてやろうと。
今までは自分以外の人のために、その踏み台になってもいい。身を粉にしてもいい。なんなら死んでもいいと思っていたのですが。

今はちょっと違います。
命があるうちに、自分のこともちゃんとかわいがってやろうとw
今まで酷い扱いをしてきたので、大切にしようと思ってますよ(真顔)

自分の気持を大切にしたい。
誰にも言えないことがあっても、ソレを否定するんじゃなくて、受け入れて。
大切にしまっておきたいとも思ってますよ。
その気持ちがワシの中で、ワシを励ましてくれるうちはね。

で。よく考えたらバトンの誕生日が8月5日で。
バトンも立派に成犬ですよ。相変わらず臆病ですが。
先日もつないでいるロングリードがはずれてて…

ボイスだったらどこに行くかワカラナイので一大事だったことも、バトンだと玄関周辺と庭を走り回っているだけで外に出て行かないので助かります(^_^;)
臆病は身を助けるんですねw