山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Beautiful Struggle

と。いうわけで。
届きましたー。TIME MACHINE

ぺらっとひと通り聴いて。
うおおおーーーCHOKKAKUさん、すげーーっす!流石っすー!!
と、ワシのキャラクターが一瞬壊れちゃったんですけど(^_^;)
このCHOKKAKUさんの曲の直後が真鍋”代表”吉明さまの曲「Beautiful Struggle」になっております。

「Struggle」とは「もがき」のことらしいですね。
苦しみながらもがき戦う様子が美しい…という意味のようです。
ではでは聴いてみましょうー*1ワクワク

おおお、エリック・セラ(フランスの映画音楽家として有名な人)??という入り方。
ゴングが鳴って戦いの幕が開きます。
力強いステップを踏むようなリズムに載って心地良いメロディが繰り返し奏でられ。
なんだか「映画音楽みたい?」な印象がします(だから、エリック・セラを思い出したんだと思う)
「え??このままこのパターンが延々と続いて終わっちゃうの??」
と思って(心配)いると、繰り返し奏でられる旋律のパターンが終わり、ようよう曲が始まって3分過ぎてからおっとりギターソロがログインしてまいります。
まあ、そもそも自分のソロプロジェクトのNINE MILES名義のソロアルバムにおいてすら、めったにギターソロを弾かないギタリストなんですけどね…(ーー;
「俺が俺が」のギタリスト界に於いて、非常に稀有なキャラクターであることも確かですが。

…3分て…

「おー。ここでようやく伝家の宝刀を」
と、思っていたら。
このソロが素晴らしいのよ

珍しく、思いっきりソロを弾いておられます。ピロウズでは絶対に聴けないギターソロです。
(通常、ピロウズにおいては「歌」が最優先され、曲に込められた感情をギターソロで助けて表現するという手法が取られているので、長いギターソロを弾くことはない&どうかしたらギターソロもなかったりする)

…こんなソロ、確かに聞いたことございません。
ピロウズは勿論、NINE MILESに於いてでさえも。
(余談ですがNINE MILESの3rdアルバム「Revolution is my name」の中の一曲「Easy Come, Easy Go」に於けるギターソロも素晴らしくてビックリしましたが、あのソロはちょっと短いんですよねしかも「おお、この先は?」というところで途中でフェイドアウトしちゃうし)

この「Beautiful Struggle」におけるこのソロは。
音色、旋律(真鍋代表のソロはいつも鼻歌で歌えるから好きです)、展開してゆく感じ。すべてが素晴らしいですね。
タップリと気持ちよく聴けます。
「うおお、コレは…美味しいわ
口の中がよだれでいっぱいになるソロです(久)
真鍋代表のソロには味や色を感じるから好きですー\(^o^)/
(はい、キチガイを見るような目で見ない見ない)
このソロは約80秒続き、そしてその後、また新しい展開へと続いて行きます。
ピロウズでもよく聴ける、「あの」高速ピッキング(後半は疲れが出てくる感じ)での息も絶え絶えだけど、力強く戦うソロ。そうしてそのまま曲はフェイドアウト

「なるほど、このソロはBeautifulなStruggleに対する真鍋代表のエールか」という気がしました。
去年は色々あって(ワシもだけど日本中、そうだった気がします)
勿論、真鍋代表も個人的に大変な事を経験なさった(ツアー中でお父様の死に目に会えなかった)
あれだけ「愛の人」であるのに、仕事上、「いつか来る親の死に目には会えないかも」という覚悟がいくらあったとはいえ、さぞかし辛い体験だったのだろうと。悲しみにくれる家族のそばに居てやれないことが、どれほど心にかかって、重荷になって、気もそぞろだった事だろうと。
妄想する次第でございます。

でも、それを誰にも(メンバーにも)言わず、一人で歯を食いしばってステージに立たれてたことに、真相が明らかになった後、バスターズ全員(多分)号泣でしたけどね。
しかし、この「愛の人」は、自分の不運を嘆くのではなく、その時の気持ちを「戦う曲」として。自分の家族のため、この人生と戦う人たちのために作ったのだな__と感じました。

「なるほど人生のサントラってことかー」
誰ウマー。

*1:o(´∀`)o