やれやれ凄まじい雨ですね。
今回の大雨で被災なさった皆様にお見舞い申し上げます。
ワシのふるさと、熊本も熊本市、阿蘇市、菊池市とワシにゆかりのある町それぞれが水害で大変な事になってて胸が痛みます。
浮島に住んでいる友人は無事だろうか?阿蘇市は全域避難指示対象地になっているが内牧の友人は無事だろうか?
友人宅がある新南部あたりも白川に近いぞ?
などなど。
ローカルニュースも生中継などで被災地の様子をよく伝えてくれているので、なるべく見るようにしております。
そんな中。
夕方のローカルニュースを見ていたら、傾斜地が土石流に覆われた阿蘇市の被害現場からの中継をやってて。
地元の人の目撃談を放送しておりました。
「おお、ふるさとの訛懐かしだな」
と思いつつ、ネイティブな熊本弁を話すおじさんの様子を見ていたのですがその時の字幕が…
(阿蘇市のおじさん談)
「その時にですね(九州の人は語尾に「〜ですね」とつければ、最上級の丁寧語になると信じている)、山の上の木が(と言いつつ、腕を右から左に大きく振りながら)ぎゃーーんなってから、倒れてきましたもんね」
ふむふむと、そのおじさんの話す様子からその時のおじさんの恐怖心が伝わってきて、「怖かったろうな」と思っていたらですね…
その時の字幕がですね(〜ですねは九州人の最上級丁寧語)
「その時、山からギャーンという音がして、山の木が倒れてきた」
と書かれてました…
ニュ、ニュアンスが、違う…(ーー;;;
熊本弁で「このように」とか「あのように」という言葉は、
「こぎゃん」とか「あぎゃん」と表現されます。
それの語気を強めるために、「ぎゃん」の部分を強く発音して強調するあまり、「こぎゃんなってですね」と表現するべきところを、
「ぎゃーーん!なってですね」と言う場面があるのです。
(ちなみに活用は、あぎゃん。こぎゃん。そぎゃん。どぎゃん?です)
このインタビューされてた阿蘇市のおじさんの場合がまさにコレです。
その時の恐ろしい気持ち、大変なことが起きてしまったという気持ちが、「ぎゃーん」と言う腕のふりつきの発言によく現れているとワシは思っていたのですが…
この字幕を漬けた人には伝わってなかったみたいですもんね…(´゚'ω゚`)ショボーン<ついつい熊本弁が出る
ところが、このニュースを見た翌日も全国ニュースにこのおじさんのコメントが使われてまして。
全く同じ動画が使われていたのですが、字幕が変わっていましたよ。
「その時、山からギャーン倒れてきました」
…た、確かにおじさんはそのようにしゃべっておられますが…字幕を付ける意味が…(^_^;)もはや…
「だ、誰か、熊本弁ネイティブの人を連れてきて、正しい字幕をつけて差し上げて、この悲劇を全国の人にも伝わるようにしてあげてっ!!」
思わず強く願ってしまうのでした。
(多分、正しい字幕をつけるなら「その時、山からこんな風に激しい勢いで木が流れてきて」だと思う)
しかし、我が家も他人事ではなく、昨日の我が家の中庭の様子↓
雨が激しすぎて、雨樋の処理応力を超えております。滝よ滝!!