山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

長崎日帰り旅 3

長崎の路面電車、会社員の頃に出張で1〜2度乗ったことがある程度で(殆んど移動は長崎支社の人の車かタクシーだった)「どこまで乗っても120円」というシステムが面白くてキョロキョロしてしまいます。

長崎市民病院前につくと、目の前に座ってた女性が「美術館に行くにはココで降りて、進行方向右に歩かれるとイイですよ」と教えてくださる(^^)
長崎市民、超親切〜〜〜

電停から美術館目指して歩くと、それらしい建物が見えてきました。
「ここかな?」
看板に曰く「メットライフアリ□」…違った…

でもすごく立派な建物で、図書室みたいな遊戯室みたいな立派な施設が入ってます(社員専用託児室らしい)
感心しながら歩いていたら、水辺に禍々しい恐ろしげな彫刻が見えてきました。

「…コレは…ダリだな。するとココが県立美術館てことですかい」

ワシらは美術館の裏手から入ってきちゃったんですなw
夫との連絡手段はナイんですがwなんとなーく「縁があれば巡り会えるやろ」程度にしか心配してないワシ。
最後、どうしても巡り会えなければ、駐車場の車の前で張ってればいいわけで。

美術館で「ウルトラマン展」のチケットを買い、
「この美術館の駐車場ってドコですか?」と受付の人に訊くワシ。
すると、受付の人、申し訳なさそうに、
「この美術館に専用の駐車場はございません。周辺の民間駐車場数カ所に止めていただいて、割引チケットを渡すシステムになっております」
とおっしゃる…

…という事は、夫の車は何処に止まっているのかワカラナイって事…
ひょっとしたらこのまま一生、夫とあ会えないかも〜〜(^^;
と思いつつ、弐号機を連れてとりあえず、「ウルトラマン展」へ入場。
もしかしたら、まだ熱心に展示を見ているかもしれないじゃんー?<楽観的w

入場する道筋、美術館館内をぐるっと見たのですが、正直、ココまで立派な美術館は稀有ですよ(しかも新しい)
隈研吾の設計らしいけど、ワシ、隈研吾の作品でほぼ初めて感心しましたw,上から目線

「きっとすごく才能のあるスタッフが入所したのね…」<ヒドイ下衆の勘ぐり

薄く削り出した御影石の細長いプレートが、外壁の鉄骨に張り巡らしてあって面白い視覚効果になっております。
重厚にして軽快。
リズミカルで鉄と石と水のハーモニーが目に心地よい設計です。
「ちょ、トイレも見ておこう」<素晴らしい建造物に出会うとトイレをチェックする習慣(ワシの中で最高位は香港上海銀行本店トイレ)
長崎県立美術館は洗面台が素敵でしたー(^^)

さて。「ウルトラマン展」に入場してみれば…
ウルトラマンのセットを再現してあったり。
当時の模型のレプリカやら着ぐるみの再現物、当時の着ぐるみのデザイン画(決定稿)とかが展示してあったんですが。

…どうしよう…見応えのないものばかりだわコレ…
…交通費使って、ガソリン代使って、はるばるやってきたのに、展示がコレって…
正直、激ショボなんですけど…

しかも、場内に夫の姿はない。
展示物は10分もあれば見終わっちゃう程度の代物…

ワシ、やっぱり夫に会えないかも…(´・ω・`)