山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

長崎日帰り旅 2

ミュージアムショップで初号機へのおみやげを買い、外に出たら「オサガメの剥製」が置いてありました。
「アレ?これ見覚えがある??」
確か40年前に来た時も、「この剥製にまたがれば長寿まちがいなし??」みたいな看板がかかってて。
小学校6年生のワシは。
「えーー。あやかれたらいいなー」とまたがった記憶があるんですな(そんな記憶、このオサガメを見るまですっかり忘れておりましたw)

弐号機が笑いながらまたがっている姿を見たら思い出しましたよ。
やっぱり「現地を再訪して思い出す記憶」ってあるんですね。
ワシ、35歳の時に30年ぶりに東京タワーに登って。
展望室の窓枠を見た瞬間に当時の記憶がぐわわぁ〜〜〜と蘇ってきた経験があります。

たった500円の入場料で日本では珍しい愛らしいコビトペンギンは見られるし。
野外の入江でのびのびと遊ぶペンギンズは見られるし。
個人のおっさんのオカンアートを集めたコレクションも見られるし。
なかなか、得難い経験が出来る場所です>長崎ペンギン水族館
B級観光地好きにはかなりおすすめ!(・∀・)<ワシw

さて。夫と巡りあう為にはとりあえず、長崎市内に出なければ。
と、水族館前のバス停に来ましたが…
「どれに乗ればいいの?とりあえず、長崎駅前行き??」
と、時刻表を見ると…

15時台16時台のバスはゼロ(爆笑)

「あっはっは、ワシらどうなっちゃうの?」と弐号機と( ^∀^)ゲラゲラと笑っていたら、通りがかりのおじさんが現れて。
「どちらまで行かれますか?」と聞いてこられるんですね。
「実は夫と県立美術館で落ち合うことになっているんですけど、行き方がわからなくて」
と言うと、
「このサニー・タウン行きに乗って中央橋で降り、路面電車に乗り換えて市民病院前で降りられたらいいですよ」
と、教えてくださるですよ!

「まあ、ありがとうございます!」(^^)
と、お礼を言うと、
「どちらから来られましたか?」とおじさん。
「福岡から参りました。昔、長崎水族館に来たことがあって、懐かしくて来てみました」と言うと、おじさんが
「ほほー。僕は熊本出身で、福岡で大学と会社に行ってまして。退職後こっちに家を立てて住んでいるんですよ」
とおっしゃる。
「あら。ワシも熊本の生まれです。小学校の修学旅行で長洲港からフェリーに乗ってこの水族館に来たんですよ」
と言うとおじさん、
「あ!僕も同じコースでした!!」と。

バスを待つ間しばし、おじさんと会話するワシ。
おじさんは長崎街道を歩いてまわるという事を趣味にしてて、起点から終点まで歩いたことがあるんだってー。
「わー。すごいですね!長崎街道といえば、黒崎のプリンスホテルの裏手の松の木並木のところをちょっと歩いたことがあるだけですよ!」と言うワシ。
「そこも歩きました!」とおじさん。
おじさんによると、長崎街道の終点は小倉の紫川にかかっている木造の橋なんですってー。
勉強になるなあ。

バスが来たので一緒にバスに乗り、長崎市内へ移動。
途中、家に入るのに100段くらいの階段を登らないといけないような家があり、弐号機と戦慄する。
「長崎の人って足腰強くなっちゃうね」
「雪が降ったら家から出られないね」などなど

中央橋につくとおじさんが「ココですよ」と教えてくださる。
一緒に降りるとちょうど路面電車がやってきて電車の運転手さんに、
「この人、美術館に行かれるそうなので、市民病院前になったら下ろしてやってください」
と頼んでくださる。

ひゃーー(^^;長崎の人、親切ー!