山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイスの死亡届を出す日

二ヶ月続けて高額医療費の払い戻しの申請をしなければならなかったので、市役所に行くついでに。
ボイスの死亡届を出してきました。

なかなか出せなくてねー。
ボイスが死んでからはや6ヶ月。
6ヶ月経たないと死亡届が出せなかったワシのボイスへの愛情の深さに自分でも驚いております。

未だに思い出すと涙が出ますが。
ボイスのことは未だに大好きです。
ボイスの事が大事。
未だに、心の中で時々抱きしめております。
ボイスがうっとりと目を閉じて、ワシの肩に顎を乗せて。気持ちよさそうに寄りかかってくる記憶を何度も反芻して。
心の中でボイスに再会するのです。
トップコートのチクチクの毛。
耳の裏のミンクのような素晴らしい毛並み。
無臭で逞しい優しい愛情深い素晴らしいケモノ。

愛おしい大切なワシの宝物でした。
心の中でワシの記憶の中で。
ワシが死ぬまで輝き続ける宝物です。

死亡届を出すと、市役所の人に、
「数日前に狂犬病予防注射のご案内ハガキを出しております。届きましたら破棄してください」
と言われ。

家に帰ったらボイス宛のハガキが届いておりました。
ハガキを見て「ボイス」という名前を見たら、ドッと涙が出ました…

ハガキはバトン宛にも来てて。
そっちは事務的に眺めるワシ(冷血っつーかバトンは元気で今、目の前で跳ねているからねw)