山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ノルウェイの森」を見る

「これは地雷だ、絶対に地雷だ」
ってわかっていたのに、見始めちゃって。
最期まで見ちゃいました〜>映画「ノルウェイの森

だはっ
すごい、オールメンヘラーさんの映画で(原作未読)
なんかねー。団塊の世代の人ってダメだわやっぱり(苦笑)
こんなに団塊世代の爛れた肉体関係を見せられてもねー。セクシーでもないし美しくもないし色っぽくもないし。
最後に残ったのは松山ケンイチの白い白いブリーフ姿だとかねwもう…(ーー;

監督のトラン・アン・ユンの腕か?撮影のマーク・リー・ピンビンのおかげか??
非常に自然描写の美しい。湿った画面が綺麗に写されている映画で。
登場人物が口を開くとろくでもないことばっかり喋っているせいか?
自然描写が一番心安らかで美しく、インテリジェンスを感じるほどでした()

そもそもキズキが自殺した理由が全然わからんし(死ぬ前にバナナ食べるか??)
登場人物が次々自殺するという悲惨な映画なのに、ほぼその理由がはっきりしないという。
非常に稀有な映画でしたw
風景のように登場人物がふわふわと右往左往して、気がついたら自殺っていう。

うちの義弟も自殺した時その理由がハッキリしませんでしたけどね。
まあ、一番の理由は借金が嫌になったんでしょうけど。
この映画の登場人物は「漠然とした不安が理由」としか思えなくて。

「高尚な理由だなオイ」と苦笑の連続。
まあ、若い人が妄想で書いた小説が原作ならともかく(高校生の文芸部レベル)これが噂の村上春樹原作かー。
「ひでえ小説だな」が素直な感想。

主人公は性欲に支配されて成り行きでいろいろやらかして。
最後はお荷物が自分から消えてくれてめでたしめでたし。
「モテるって自分で言う人って実はメンヘラーさんホイホイってことがあるよねえ」(ワシ人生51年の実感)
を実証するような映画でしたw

美しくもなければセクシーでもなくて。
笑いもない(鼻水シーンは思わずフイたけど)
実に中途半端な「肉の映画」でした。
エロ成分は少なめ。(´・ω・`)そうか、性交ってつまらないもんなんだな…と青少年に勘違いさせることが出来る程度

若いうちにこういう映画を見ると毒になりこそすれ、プラスにはならない気がしますw
団塊世代は美しいと勘違いさせ。
性交と恋愛はツライ、のっぴきならないことと思わせ。
メンヘラーに関わることが自分の優しさだと思わせる。

おいおい、全然人生のプラスにならない事ばっかりじゃないかー!?

普通の男女は、
「ねえねえ、今硬くなっている?」とか二人っきりの時に聞こうものなら
「ホラホラ」とグイグイされちゃうものですよ()