山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

みづばせうの花

日曜日は仕事だったので見られなかったTV番組を録画しておいたのを、お休みだった昨日、見ていたのですが…
たかじんのそこまで言って委員会」において、ホモかっちゃんが歌会始の事を取り上げていたので、「ふーん」と思いましたね。

ワシも丁度、歌会始を生中継で見てて。
色々と思うことがあったのですが。
それをメディアで言及する人がいるとは思っていなかったのでw

まあ、歌会始といっても入選者の作品と皇族がたの作品は、作風も趣も違ってて。
勿論、上手下手もあるのですが。
だがそこがいいんですよね。

堂々と「見たまんまやないかーーい」な作風も、皇族がたが詠まれれば、この大地とソコに生きる人々のことに思いが馳せられてホラね、王朝ですわよ。
ゆったりと、滔々としたおおらかな気持ちになる。これこそが、歌会始の醍醐味ですよ。

と、感動の涙を持って(今年の歌会始は入選作を始めとして、両陛下のお歌も感動的で泣けるものが多かった)聞いていたのですが。
最後に物凄いズッコケが待っておりまして。
「こ、コレは知恵遅いのは誰だよ!?」
という気持ちになってしまい、盛大にモニョったままで中継が終わってしまいました。

この気持は年末の紅白で。
被災地に心を寄せて熱唱する出場歌手が多い中、ガガ子ですら、NYから日本に熱いエールを送ってくれているというのに、そんなの関係なしにただ歌いに来たという風情の韓流歌手たちに感じたのと同じ違和感でした。

みづばせう」ってなんやねん!?(叫)
水芭蕉」なら「みずばせう」でしょうに。
「みづばせう」…鼻水が詰まっててズビズバな語感ですね…

てか、そもそもコレは夏の花なのに、なんで「春浅き」に咲くのか。
それは何処に咲いているのか?アンタの脳内か??幻か???
何のために夏ではなく、彼女はわざわざ早春に水芭蕉の花を見たのか誰かワシに教えて工エエェェ(´д`)ェェエエ工、な気持ちになりました…

まださー。
「この沼に再び何事もなかったかのように水芭蕉の花は咲くのだろうか?(咲くに違いない。そしてソレは東北の人々の強い心と願いを象徴するものになるだろう)」
みたいなお歌だったらまだ理解できたのですが…

しかも「沼」には「岸」はないぉ…(´・ω・`)池ならあるけどね…

日本語が不自由な人とは知っていたけどここまでとは正直思っていなかったので衝撃でした…
多分、「夏がくれば思い出す」の歌も知らないんでしょうね…
結婚する前に「皇太子殿下ってそんなにお偉いの?」と母親に聞くような人ですから…

この歌会始の様子を見ていると、まさに、日本の天皇陛下という存在が、日々、「祈り」とともに生きていらして。
国と国民の安寧と平穏を祈ってらっしゃるというのが伝わってくるものです。
そのお歌にしても、愛情と慈しみがこもっていて思わず涙を誘われますが…

果たして、あと何年、こんな気持ちにさせていただけるのか…
非常に暗澹たる気持になってしまいました。
ホモかっちゃんは番組で激怒なさってましたが。