山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

神の栄光の国の国民たち

昨日、凄く不思議なことがあったので、今日はそのことを書きます
昨日、仕事中に同僚と話していたら、同僚がふと、
「Nさんは結婚もしてないし家族も居ないし」みたいな話をしたんですね。
「えっ、そうなんですか。ワシはてっきり家族持ちだと思ってましたよ」と言うワシ。
すると、同僚が、
「そうなのよ、結婚指輪みたいな指輪をしているけど、独身なのよ。宗教に入信してて、同じ信仰に生きる者同士、共同生活をしているのよ」
と言うので。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工 だからかー!納得が行ったわ…

実はその2〜3日前にそのNさんと話してて。
「ウチに子犬がいるんですよ」という話をナニゲにワシが言ったら。

子犬ってカワイイですか?

って真顔で聞き返されて凄くビックリΣ(゚д゚|||)した事があったんですよ…
その時は、(普通、犬嫌いや猫嫌いの人でも、子犬子猫の可愛さならなんとなく理解できるって人が多いよね…それも理解出来ないってことは、子犬子猫を見た事がナイのかも??)とか思ったんですけど。

「カワイイですよー。去年の夏に14年間飼ってた犬が死んでしまったので直ぐに子犬を貰い受けたんですけど、やっぱり貰って良かったですよ」
とワシが言うと、Nさんは
サイトーさん、お子さん居るんでしょう?」とおっしゃる。

「はい、おります二人」と、ワシ。するとNさんは更に、
「旦那さんも居らっしゃるんでしょう?」とおっしゃる。
「はい、おります一人wでも、猫も4匹おります」とワシが言うと、Nさん心底驚いた様子で、
へーーー」とおっしゃったんですね。

その時は「あ。そういう事がわからない人が居るんだ!」と少し驚いて。
「もしかしてNさん、独身?恋をしたこともナイ人??」と一瞬思ったのですが、それ以上深く考えることもなく、すっかり忘れ去っていたんですね。

すると同僚、更に話を続けて。
「Gさんているじゃない?」とワシに言うですよ。
Gさん、小柄で美人で感じがいい女性です。
「はいはい、よく知ってます。前は同じ仕事をやっていた事もあったので」と言うと、

NさんとGさんは同じ信仰に生きる者同士、共同生活をしているのよ

と聞かされて、ワシ、驚倒。
そ、そ、そ、それはレズとかそんな話ですか!?
と言うと、同僚呆れて、
「そんな話じゃない」と即答(^^;

「あ。そういえば…」と思い出すワシ。

今から2〜3年前、Gさんが追突事故に巻き込まれたことがあって。
ムチ打ちで首にギプスをつけている時期があったんですね。
その後もしばらくは首が痛んだようで、時々辛そうにしていたんですよ。

ある日、一緒に作業をしていたら、Gさんがなんか辛そうにしていたので、
「事故の後遺症じゃないですか?大丈夫ですか?痛いんじゃないですか?」
とナニゲに声を掛けたら、Gさんが、
サイトーさん、なんでそんな優しいことを言うんですか?私、そんな優しい言葉をかけてもらったの、初めてです!!
とか言うのでビックリΣ(´∀`;)した事があったんですよ。

「Gさん、これだけ美人でちゃんとした人でまだ若いのに、この人に優しくする人が今まで人生に居なかったって一体、ドユコト!?」
とその時、衝撃を受けたんですね。

つまり、GさんもNさんも、普通の愛情も親切も知らず、「神の愛」を世間に説いて回っているのかと思うと、なんとも言い知れない気分になりました。
いつかやってくる最後の審判の日の後に、神の栄光と共に蘇る日を信じて、信仰に生きる人の実際の人生の眺めを覗いてみたら、実は索漠たる風景が横たわっていそうでアナオソロシス…というお話でありましたよ…