山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

3年ぶりに大阪に行く その5(12/10)

翌朝、広い綺麗なお部屋に一人で泊まって気持ちよく目覚める。
今日はJR難波駅から電車にライドンして友人宅へ向かう予定である。

朝、チェックアウトしようと思ったら、エレベーターホール前にポストが出てて、
精算の必要のないお客様はカードキーをこちらへ投函してそのまま出られて結構です
と書かれていた。
「いやはやなんともまあ、一事が万事ユルいホテルなんだなあ」
とちょっと呆れつつ、カードキーをポストに投函してそのまま昨日入ってきた場所から道に出る。

JR難波駅は昨日の奈良バスターYさまも大阪育ちの夫も知らない駅だった。
昨日の夜、フロントで貰った「難波界隈MAP」によれば、「なんばハッチの真向かい」がJR難波駅らしい。

「…昨日なんばハッチに行ったけど、そんなJR駅なんて無かった気がするなあ…?」
と訝しく思いながらも、
「多分、昨日教えてもらった道より、コッチの道のほうが近いんじゃね?」
野生の勘で、昨日とは全然違う道でなんばハッチを目指す。

するとなんとまあw
昨日はなんばハッチまで30分ほどかけて歩いたのに、今朝は「野生の勘」の道順で、
たった7分(信号待ち時間含む)で着いてしまう。

あるぇー(◎_◎;)…泊まってたホテルってこんなにもなんばハッチに超近かったんだ…
「一体、ドユコト?」
と首をひねりながらJR難波駅にログイン。
なんとJRの駅が地下っていうw

地上ではどの線路ともつながってないので、外観としてはJR難波駅は「タダのオフィスビルにしか見えません」w
入り口からイキナリ地下に2階層分ほどダーーッと下っての、駅であります。
「地下鉄でもないのに、地下駅とはコレイカニ」
と駅のホームでお目当ての電車を待って。
面白そうなので、一両目に座って、電車からのパノラマビューを楽しみました。

この電車はJR難波駅を出発すると、直ぐにジェットコースターみたいな傾斜を一気に駆け上がり天王寺方面に出るのですね。
ザ・ディープ大阪」な通天閣を左手に見て(改装して綺麗になってた!!)、動物園の鳥舎の隣をすり抜けて電車は一路、大和路を目指します。

古い面影の漂う駅名が続いて、素敵な川があって、レトロな鉄橋が架かってて。
「ふむ、イイところじゃなー」<観光気分w
山はすっかり紅葉しててオレンジ色に輝いています。
「古くていい街並みじゃのー」

友人宅の最寄り駅につくと、彼女はご主人と駅までお迎えに来てくれてて。
顔を見た途端に嬉しくて思わず、泣いてしまいました( ;∀;)7年ぶりぽよ〜。

彼女の住む街は、古くて素敵な街並みが残ってて。
彼女の家の近くには古い蔵のある造り酒屋さんや、レトロな鋳物工場もあったりして、いいところ!
「大阪に住むより、ナンボかコッチのほうが人間らしい暮らし方ができそうでいいわね!」と思いましたよ。

今回、彼女のご主人にも初めてお会いしたのですが。
素敵な人でした。
彼女が何故、彼を選んだのか?ワシにはわかる気がしました。

こうやって家を買って。
犬猫とご主人と仲良く暮らして。
キミはこの幸せを決して手放してはイケナイよ…

お昼ごはんをごちそうになり、ご主人が車で新大阪まで送ってくださるというのでお言葉に甘えることにしました。
その前に、彼女の習い事のお教室の先生方が町家のギャラリーで展示会をなさっているそうなので、ソレを見学に行くことに。

大阪市内で奇跡的に空襲を逃れたという、古い町並みが残る「空堀」という場所。
大阪の川が作ったとおぼしき台地状(見事なまでに綺麗な台形!)の上とその裾に広がる商店街&街並み。
小奇麗な商家や下町の民家が連なり、今はその家を改造してギャラリーやカフェ、クラフト系のショップになっているんですね。
「ココが大阪なの!?」
とびっくりするような上品な下町の風情で。
漬物樽に植えてある山茶花は美々しく花をたくさんつけてて。
格子戸の前には植物が沢山飾られています。

坂の途中にある古い石垣の上に立てられた木造の家屋。
歴史のある白壁の家並み。
なんかもう、「豊かな上方文化@下町」を見るような場所で素晴らしかったですね。

たまたま入ったギャラリーで、カワイイ手彫のアニマル人形があったので、迷わず3体(ペンギン、ニホンザルゴマフアザラシ)購入。
その後、新大阪駅まで送ってもらっていよいよ友人夫婦ともお別れ。
改札まで見送ってもらって、振り返りながら手を振ってお別れする。
「またきっと会えるよねー」( ;∀;)

「無事におうちに帰るまでが遠征です」
って事で、新幹線のチケットを見ると…「あれ?指定席だっけ??」

つまり、ワシは往路、自由席に乗ってちゃってたわけでwバカデー(:D)| ̄|_

復路はちゃんと指定席に乗って、ゆったりと座って帰って参りましたorz
家族へのおみやげは、高島屋に行く途中でYさまが教えてくれた「もぐら屋」のどら焼き。
Yさまに頂いた奈良土産。
友人宅で貰った「奈良の美味しい柿」
博多阪急堂島ロールでも買うか」って事で並んだら、追加分が焼き上がってきた所で。
ジャストタイミングで堂島ロールゲット。

地下鉄に飛び乗って自宅を目指しました。

最寄り駅まで帰ってきたら、夫が弐号機とお出迎えに来てくれてて( ^ω^)アイシテイルー
家に帰ったら、バトンが大歓迎&サラダとシチューが出来ててワシ感激。
子供たちにおみやげの木彫りの人形が大好評。
「物凄くカワイイ!!」と大喜びしてくれる。良かった良かった。

これにて、ワシの三年ぶりの大阪一人旅は終了したのでした。