山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

3年ぶりに大阪に行く その3(12/9夜・なんばハッチ編)

物販が終わったなんばハッチは、一旦扉を閉めて、お客さんを寒空の下に並ばせます。
ワシらはジャケットを着込んで荷物を持ったまま、「入場してからロッカーに行けばいいよね」と言い合っていたのですが。
さすが若者バスターズは違うw
この「この冬一番の冷え込み」の空の下、半袖バスターT一枚で震えながら開場を待っております。

「おばちゃんには真似できないわー」と言い合いながら順番を待っていると、割と直ぐに呼ばれてなんばハッチにログイン。
ロッカーに行って荷物を預けて、
「今日はゆっくり真ん中あたりで見ようね」とYさまと言い合って、中央やや右寄りに場所取り。
本当に今日は男子バスターズが多いわー。

フト気がつくと、ピンクのケモナーな被り物をしている女子が居た。
つまりぬいぐるみ状のフッサフサのモッフモフの被り物である。
ただでさえ巨大な頭になっているのに更に立ち耳がついててマフラー&手袋?までついてて迷惑千万この上ない
ライヴハウスでは大概の事は「お互い様」と我慢するが、「ちょっとコレはないんじゃない??」とビックリした。
多分、目立ちたくて、さわおに構ってもらいたくてこんな格好なんだろうけど…
さわお、そんなタイプの女の子には絶対にMCでも触らないのに」と気の毒な印象を持った。
「お団子頭」ですら、背後の客には迷惑この上ないのに「被り物」たぁ、どーゆー了見なんだ。信じられん。

約10分押しで開演。
詳しいMCやトラブルについては他のブログに詳しいと思うのでそちらを読まれると良いかと(^^;
ワシの印象でレポすれば。

ふむ、ケイオスの熟成はほぼ今が頂点だわね」<何故か上から目線w

もう素晴らしい素晴らしい。
豪奢な歪み、暖かなふくよかな音。
時には繊細にロマンチックに、時にはオーケストラのような重低音で響き渡るケイオスは、今ツアーにおいて初めて「完成形」に至ったようです。
あまりにも音が素晴らしくて、口の中がよだれでいっぱい(汚)になってしまいましたw

楽曲に合わせて音は選び抜かれ。
最もふさわしい音で鳴らされる。
細かいビブラートも隅々迄行き渡り、まさに「魂の演奏」でした。素晴らしいーー!(・∀・)

あまりに演奏内容&セトリが素晴らしくて、普段は痛くてあまり持ち上がらない方の右腕(手術の後、やっぱりひきつるような感じがしてあまり持ち上がらない状態が続いていた)もガンガン挙がって。
ジャンプしまくって踊りまくって。両手ふりあげて「あぅいえーあぅいえー!」ないつもどおりの夜になってしまいました(^^;

さわおのギターも変わってて。
やっぱり、フェンダー・メキシコのサイクロンはトラブルが多かった(音が突然出なくなってた)ので、ギターを変えたんですね。
なんと、スクワイヤーのサイクロンになってましたw
これなら中高生のギター少年でもお年玉を貯めて買うことができますな。
いい音、してましたデ。

さて、今回、一番嬉しかったのはぴぃさまこと真鍋代表がやっと通常運転に戻ったって事でした。
ワシが手術前に見たRock-Daze!でもまだまだ「普通の状態じゃなかった」ですから…

ようやく悲しみを乗り越えられたんですね…ヨカッタ(´;ω;`)

元気に、激しくくねくねと男らしく、凛々しく、立派な演奏を聞かせて下さいましたよ!
「よかった、ピロウズはまだまだ続くんだ。嬉しいなあ、新作も楽しみだなあ」と実感した夜でございました。
なんと、真鍋代表、Sagoでテレキャスターをオーダーなさったそうで。
次のアルバム「TRIAL」では7割がたその新しいギターで演奏なさっているとか。
となると、このケイオスもこのツアーで見納めだったのでしょうか?

プロトタイプから始まり、ピックアップを何度も乗せ変えて「よりいい音」を純粋に求め続けた結果、進化し続けたこのケイオスは色々と思い出深いギターになりましたね。
誕生からその進化〜熟成をきっちりと見守らせてもらった。
本当にいいギターでした。
新しいテレキャスターも楽しみです!(・∀・)