山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

No Thyself 入手!(やっとw)

とまあこのように学校行事で家を留守にしているときに限って、再プレスを待たされてたCDが家に届いてたりするものなんですな。
家に帰ってポストを見て(:D)| ̄|_ガックリ来て、再配達のお願いの電話をすると、郵便局の受付の女性から、

はぁ?

と言われちゃうワシ…
電話したらいけなかったのかしら?(´;ω;`)
「受付番号はコレコレで配達員さんは◯◯さん、今日の何時頃に来られてまして」
と説明すると、
「はあ?…」と答えたっきり無言w

酷い、酷過ぎる対応w昔の国鉄みたい!!<歴史の生き証人
「きっと旧ソ連とかもこんな感じだったんだろうなあ」と思いつつ、電話を切るときに、
なーんだか感じの悪い人が電話に出たわー!!
と向こうに聞こえるような大声で言うのが精一杯の抵抗でした(だって、こんな変な人、配達員さんに連絡しないでそのままCDを返送するような行動に出ないとも限らないので)

郵政公社になったからって、中の人は早々変わらないって事ですね(苦笑)
ふぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっく!!

夜、無事に荷物を受け取り、(;´Д`)ハァハァしながら封を切るワシ。
「うわ、ジャケ写が不気味やわー!」
ルドンのキュクロプスご怖ヒ…うなされそうw
確かこれは「食人鬼」なんだよね。
マガジンはそのデビューシングルのジャケットもルドンの絵だったし。
この冷たい孤独な皮肉な画風は確かにマガジンにとても似合ってますな。

少し前にBSでBBCの名物自動車番組「TOP GEAR」を見ていたら。
去年の秋頃の放送分で「イギリスのライトウェイトスポーツカーを乗り比べ!」みたいな企画をやってて。
(ちなみにこの番組はワシと同い年の司会者ジェレミー・クラークソンのお馬鹿な悪ふざけとユーモアが満載の番組で、毎回腹を抱えて笑ってしまいます)
そのBGMが延々マガジンだったんですね。

「うっわー!!テレビでマガジンがBGMに使ってあるのを初めて見たー!!」
と思わず叫んだほどw
1st〜3rdアルバムまで代表曲を次々流してましたね(この番組のBGMはジェレミーの好みで選定されているっぽい時がある)

この番組「自動車番組」とは名ばかりの悪ふざけ冗談番組の面もあって、「憎い車」「使えない車」「存在の意味が無い車」には容赦なくクレーンで持ち上げて落としたり上からグランドピアノを落として車ごと破壊したりと、ほぼアートなんですな。
優れたドキュメンタリーの部分もあり、司会者三人組のおっさんたちの人体実験の場でもある。
とても面白いから是非、ご覧になって下さい。

んで、このマガジンの30年ぶりの新作「No Thyself」
まだサラっとしか聴いてないのですが。
「なんじゃこりゃー。ポルノグラフィー?」な曲もあるし(人前で聞けねー!ってか、「マガジン好きです」とか言ったら、事情通からは「へー。あのエロい曲やっている爺さんバンドが好きなんだ」とうがった見られ方をされてしまいそうでw)

(ヾノ・∀・`)ナイナイ

いやー。感動したわ。
マガジンは30年前から1ミリだって変わってやしない!
ソコがほんとうに素晴らしいわ。
皮肉で陰気な男たちのくせに未来に向かおうとしている。まだ新しいことをこのバンドでやろうとしている。
力強く旅立とうとしている。爺さんらのくせにw

ピンクフロイドみたいな曲もありーの。
「いよっ、ソレでこその労働者階級のピンク・フロイドだよっ!!」と思わず拍手。
でも、全然古びないのね。
時代と関係のないことをやり続けているからこそ腐らない

まさにこの新アルバムはマガジン・ワールドに間違いなく。
彼らの音楽性が実は彼らの若い頃から全く変わってない、年老いてないというところに感動しましたね。
そのうち詳しいレビューも書くかも。需要ないだろうけどw