山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

告白と水冷マフラー

と、言うわけで。
入院日が決まったので、マネージャーにその事を告げると、「Tさん(総務の女性)に言うてー。なんか日数に寄って出す書類に違いがあるとか言ってたよ」と言うので、Tさんを尋ねると…

「ありゃ、金庫室に入ってらっしゃる」と踵を返そうとしたら、Tさんが気がついて、ドアを細めに開けてワシに向かってオイデオイデをなさる。
「いいんですか?」と金庫室のドアに近寄ると、Tさんが、「聞きました!大変ですね」とおっしゃる。

「なんか書類が違うって聞いたんですけど」と言うと、
「ごめん、まだそのマニュアルをよく読んでなくて。後で熟読しておきます」とTさん。
「それじゃ」と帰ろうとすると、Tさんが「あのね!」とワシを引き止めて、左右を伺うようにキョロキョロなさる。

「ん?」と思うと、ワシの耳に口を近づけて、

実は私も5年前に乳癌の手術で部分切除して、リンパ腺も取ったんです」とおっしゃる。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工
だって、Tさん、まだ独身で30代前半じゃん!
その若さで!?」と思わず言うワシ。
「そうなんですよ、だからその病気の大変さは分かってます。頑張ってください」と励まされる。(´;ω;`)ブワッ

Tさんという女性、あまり人と話さないし。
仕事ぶりは真面目だけれど、非常に控えめというか。
自分の周りに壁を作っている感じの人だったので、
「友だちを作らないとか恋人欲しくないとか、そーいうポリシーのある人なのかな?」とワシは長年思っていたんですけど。
そうか、そういう事か
と謎が氷解しました。

ココに彼女が転勤でやってきたのが3〜4年前だから、乳がん手術をしたのはソレより以前って事か。
と、言うことはこの職場で彼女の病歴を知っている人はどうやら居ないという事のようです。
誰にも秘密にして、一人でその哀しみを抱えて、今こうやってワシに告白して励ましてくれたというのがなんか嬉しくて
こんなことでもなかったら、彼女がワシにココロを開いてくれることはなかったんだろうな…と思うと複雑ですが(^^;

でも、その後、彼女がワシに向かって軽口を叩いたりニコッと笑ってくれるのが、ちょっと嬉しいですw

そして、百均でポリマー入り水冷マフラーを家族分&愛犬分買ってきたワシ。
水に浸して家族に配り、ボイスにも装着!
心なしか、ボイスも涼しそうにしておりますw

ワシは仕事だったので、家にいる夫に夕方の生協を頼んでいたのですが。
帰宅後、夫が言いますには、生協の配達の人が、夫を見てボイスを見て、
あれ?オソロイのスカーフですか?
とおっしゃったそうでw

夫、その後その水冷マフラー装着のままで本屋とかにも行ったらしい…それで外出したですか…(ーー;
かなり気に入っておるようです。
娘ズもお風呂に入るまでずーっと装着してましたw
105円で買ってきてこの人気っぷり…